大型IPOスナップ、ニューヨークにデビュー

スナップチャットでお馴染みのスナップ・インクが、ニューヨーク証券取引所に上場されました。IPO価格は17ドル、初値は24ドル、現在26ドル74セントで売買されています。


上は、スナップの2分足チャート、そして入れた赤い線はVWAP(出来高加重平均)です。大引けまで、まだ60分残っていますが、今のところ初日取引は大成功です。

スナップチャットは知っていましたが、私は、まだ一度も使ったことはありません。理由は、ティーンたちのオモチャという感じがして、あまり実用性が無いと思ったからです。今朝のブログで、ジョシュア・ブラウン氏(投資アドバイザー)は、こんなことを書いています。
スナップチャットのユーザー数は急ピッチに増えている。2015年末、1億700万だったユーザー数は2016年末には1億5800万に膨れ上がっている。毎日50回以上使っているという子どもたちも多いが、問題は排他性だ。スナップチャットが最適な環境は、ごく少数の友人や仲間同士でのやり取りだ。
スナップチャットの人気の秘密は「使い捨て性」です。スナップチャットには時限タイマーが付いているので、10秒経過すると、相手の端末で画像や動画を表示することができなくなります。更に、スクリーンショット機能を使って制限できるので、画像などが拡散される心配もありません。

ブラウン氏のブログに戻ります。
コンテンツの提供、そして情報収集する者の立場から言うと、スナップチャットは物足りない。要するに、投稿しても大衆から反応を得ることはできないから、知った者同士だけで楽しむことになる。
スナップチャットを使った人なら分かるが、ホットな女性と犬の写真、胸の谷間の写真、現在散髪中などといった意味の無いつまらないコンテンツばかりだ。何かを待っている間に見る程度なら良いかもしれないが、自動的に消滅してしまうコンテンツに時間と労力を使う気にはなれない。
こんなことを書いているブラウン氏ですから、「スナップ株は買わない」とも記しています。

取引初日早々、2社のナリストが売り推奨を出しています。


野村のアナリストが提示したのはREDUCE(減らせ)ですから、売り推奨と同じです。目標株価は16ドルに設定されています。

Pivotal Research Groupのアナリストは「売り」を推奨し、目標株価は10ドルです。
スナップチャットは極めて割高だ。--  ブライアン・ウィーザー(Pivotal Research Group)
驚きなのは、スナップチャットの278億ドルという時価総額です。

データ:マーケット・ウォッチ
フェイスブックには遠く及びませんが、アメリカン航空、チョコレートでお馴染みのハーシー、そしてツイッターの時価総額を上回っています。正に、バブルといった様相です。

スナップの取引が終わりました。


終値は24ドル53セント、公募価格を44%上回っての終了です。しかし見ての通り、終値はVWAP(赤い線)より下ですから、今日買った人の損益を合計するとマイナスという状態です。

(情報源:My Thoughts on the Snap IPO

Snap gets its first Wall Street rating ... and it's a sell

Snap’s market cap has surpassed Twitter, Hershey

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