迷う投資家たち、木曜に迫った共和党ヘルスケア法案の採決

さてどうしょうか、とトレーダーたちは悩んでいます。先ず、NYダウの日足チャートを見てください。


マーケット終了まであと20分ほどありますが、昨日の大きな下げに後続はなく、今日のローソク足は陽線です。もちろん、ひ弱な陽線ですから、積極的に買われているという状態ではありません。

位置的に見た場合、昨日の大幅な下げでダウは上昇する50日移動平均線に近づきましたから、普通ならそろそろ押し目買いが起きます。更に、ストキャスティクスは11月以来初めて売られ過ぎレベルに達していますから、これもテクニカル的な買い材料の一つです。

しかし、ここではやはり積極的に買えません。理由は昨日のブログにも書いたように、オバマケアに代替する共和党のヘルスケア法案の採決が木曜に迫っているためです。今のところ、20人を超える共和党議員が反対しているため、この法案が無事に可決される可能性は低いと見られています。

否決は大統領の敗けを意味するだけでなく、大統領の提唱している税制改革が遅れることも意味しますから、否決の場合は金曜のマーケットが大きく崩れることが予想され、現時点ではとても買い難い状況です。もちろん、可決なら金曜のマーケットは大幅上昇が予想されていますから、可決に備えて少額な資金でS&P500のコールオプションを買っておくという方法もあります。

トレーダーたちを迷わせたもう一つの理由は、逆指標として有名になってしまったデニス・ガートマン氏です。


ゼロヘッジのツイートによると、昨日の大きな下げを見たガートマン氏は空売りに転じているのです。ガートマン氏は、こう語っています。
昨日、マーケットは広域にわたって大きく崩れた。率直に言えば、何かが崩壊した。CNBCヨーロッパとのインタビューでも指摘したことだが、株の大きな崩れには、貴金属市場と国債市場の上昇が伴っている。この突然の株式市場の大幅下落で投資心理は大きく変わり、株は予想されている以上の大きな下げとなる恐れがある。
外れることの多いガートマン氏ですが、ツイッターを見るかぎり、今回はガートマン氏に賛成する人が多いです。マーケットは売られ過ぎですから、テクニカル的には、そろそろ押し目買いのチャンスです。しかし、政治的要因を考えると、今は積極的に買う時ではありません。

こういう意見もあります。
「共和党のヘルスケア法案は否決されるだろう」、というのはフェイク・ニュース機関が流しているデマだ。思い出してほしい、フェイク・ニュースは、ほぼ100%の確率でトランプ氏が落選することを予想していた。
では、私たち個人投資家はどうするべきでしょうか?私は、ブラウン氏(投資アドバイザー)のツイートに賛成です。


政治は無視。自分の投資に焦点を合わせよう。
法案の可決、否決に大きく賭けるトレードをするのではなく、今は自分の保有するポジションを守ることが大切だと思います。

(情報源:Gartman Goes Short: "Something Broke In The Markets Yesterday"

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