2017年2月19日日曜日

VWAP(出来高加重平均)の話 -- 続編

きのうの続きです。
ちなみに株価がVWAP(出来高加重平均)を上回っている状態では、今日買った人全員の損益を合計したらプラスで、逆に株価がVWAPを下回っている場合はマイナスだ、ということがわかります。(知らなきゃ損!出来高加重平均取引(VWAP)の効率的な使い方から抜粋)

上は、S&P500指数のETF、SPDR S&P 500 (SPY)の3分足チャート、先週金曜の様子です。入れた赤い線は、寄付きから引いたVWAPです。説明にあるように、「VWAPを上回っている状態では、今日買った人全員の損益を合計したらプラス」ですから、金曜のマーケットは買い手がご機嫌の一日と言うことができます。

この考え方を、今日一日だけでなく今年全体にあてはめることもできます。


S&P500指数のETFの日足チャートです。今年の初取引日、1月3日からVWAPを引いてあります。現在の位置はVWAPより上ですから、「今年買った人全員の損益を合計したらプラス」と言うことができ、買い手のムードは良好です。

下は逆の例になります。


天然ガスのETFの日足チャートです。現在の位置はVWAPより下ですから、「今年買った人全員の損益を合計したらマイナス」という状態になり、投資家たちの機嫌は良くありません。

次に、日本株のETF(WisdomTree Japan Hedged Equity Fund)の週足チャートを見てみましょう。


高値となった2015年6月(1)からVWAPを引きました。もちろん、そこで買った人たちは今日も損が出ている状態ですが、現在の位置はVWAPより上です。「2015年6月以来買った人全員の損益を合計したらプラス」という状態ですから、現在の投資心理は良好です。

もう一つ、日本円のETFを見てみましょう(週足)。


最近の重要な高値となっている2016年9月からVWAPを引きました。現時点ではVWAPより下ですから、2016年9月以来、円高に期待して買った人たち全員の損益を合計したらマイナスとなり、多くの人たちは買ってしまったことを後悔している状態です。言い換えると、円高を叫ぶ人たちが本格的に元気になるのは、ETF価格がVWAPを突破してからです。

VWAPを売買タイミングに使う人も多数いますが、VWAPは投資心理の把握にも役立つ便利なツールです。

(参照した記事:知らなきゃ損!出来高加重平均取引(VWAP)の効率的な使い方

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