投資家たちの心境: バンク・オブ・アメリカをここで手放す訳にはいかない

去年の12月22日、StockCatsさんは、こんなツイートをしていました。


2017年は、どのセクターが買いだろうかという質問に対する、大手金融機関のアナリストの回答です。StockCatsさんは円で囲っていますが、10人中8人が金融株を挙げ、金融株は正にアナリストたちのお気に入りです。

下は金融株のETF、Financial Select Sector SPDR Fundの日足チャートです。


12月から、高値圏で横ばいが続いています。これだけ明確な横ばいですから、上辺を突破したら買ってやろう、と計画している人は、かなり多いことでしょう。

辛辣なコメントで定評があるヘッジアイのキース・マカルーさんも金融株を候補に挙げ、具体的にはバンク・オブ・アメリカの買いを勧めています。下が日足チャートです。


これも高値圏で完全な横ばい状態、金融株のETFと区別がつきません。さて、マカルーさんですが、「現在の位置ではバンク・オブ・アメリカは買わない。買うなら下げてからだ」とも語っています。マカルーさんは、いくらで実際に買うかは非購読者には公表していないので、押し目買いできそうな位置を推測するしかありませんが、最も分かりやすい位置は横ばいゾーンの下辺付近での買いです。

季節的に見た場合、来月のバンク・オブ・アメリカに多くの投資家が期待していることでしょう。

データ:Equity Clock
 上は、バンク・オブ・アメリカの過去20年間の月別に見た成績です。下線を引きましたが、3月は年間を通して、バンク・オブ・アメリカが最も好調な月です。平均の上昇率は7.1%ですから、他の月を圧倒的に上回っています。上の日足チャートで分かるように、株価は2ヶ月間にわたる横ばいが続いています。しかし3月の成績を考えると、バンク・オブ・アメリカをここで手放すことはできない、というのが投資家たちの正直な心境でしょう。

コメント