2017年2月18日土曜日

バイオテクノロジー株のブレイクアウトが迫っている!?

今週の米国株式市場を振り返ると、特に目立って好調だったのは航空会社で形成されるエアラインズ株指数(+3.77%)、そして+3.63%のバイオテクノロジー株指数です。ベンチマークのS&P500指数は+1.51%でした。

注目したいのはバイオテクノロジー株指数です。下の週足チャートを見てください。


2013年、2014年に展開された強力な上げ相場は終わり、最近1年間は完全な横ばい状態です。エリオット波動に詳しい人なら、今後の動きを上手く説明できるのかもしれませんが、単純に考えた場合、二つのシナリオがあります。
1、現在の横ばいは、下げ基調における横ばいだから、下限を割って下降が再開されるのは時間の問題だ。
2、下げ相場は終わった。現在の横ばいは株の買い集めが行われていることを示し、最終的には上辺を突破してアップトレンドが始まる。
次に、バイオテクノロジー株のETF、iShares Nasdaq Biotechnology (IBB)の週足チャートを見てみましょう。


バイオテクノロジー株指数と完全に同様な動きです。

投資家たちが、バイオテクノロジー株に積極的に投資できない理由の一つはドナルド・トランプ大統領です。バイオテクノロジー株のETFは多くの製薬会社で構成され、大統領は薬があまりにも高すぎることを指摘し、この問題を政治的に解決することを約束しました。正に、製薬会社は大統領の敵になったような状態ですから、人々はこの業界への投資に消極的です。
投資家たちは見落としていることがある。新薬がFDA(食品医薬品局)によって認可され、患者たちが実際に使えるようになるまでには、かなりの時間がかかる。トランプ政権は、あまりにも時間がかかりすぎる認可までのプロセスを短縮することも提案している。バイオテクノロジー株のETFには、新薬を開発中の企業が多数含まれている。認可プロセス短縮が実現するなら、これは大きな買い材料になる。 -- トッド・シリバー(経済ジャーナリスト)
もう一度、バイオテクノロジー株のETFの週足チャートを見てみましょう。


入れた赤い線は、高値をつけた2015年7月から引いたVWAP(出来高加重平均)です。見ての通り、ETFはVWAPに現在挑戦中です。
ちなみに株価がVWAPを上回っている状態では、今日買った人全員の損益を合計したらプラスで、逆に株価がVWAPを下回っている場合はマイナスだ、ということがわかります。つまり、株価がVWAPを上回っている時には、短期的には強含みでその後も買い目線が続くだろうと判断できるわけです。逆に下回る時なんかは弱含みとなり、買いの手は控えようと考える投資家がおおくなるため、軟調に推移することが多くなります。(知らなきゃ損!出来高加重平均取引(VWAP)の効率的な使い方から抜粋)
言うまでもなく、バイオテクノロジー株のETFは、極めて重要なレベルに現在接触中です。VWAPを越えることは投資家の強気転換を意味し、下げ基調から上昇基調への転換も意味します。

(参照した記事:知らなきゃ損!出来高加重平均取引(VWAP)の効率的な使い方

Biotech ETF Investors are Still on the Sidelines

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