積極的に買えない売れない投資家たち

金曜に大統領就任式(日本時間21日午前2時)を控え、今日のニューヨーク株式市場は出来高が減り、投資家たちは模様眺めといった様相です。

過去を振り返った場合、就任式当日のニューヨーク株式市場は、どんな調子だったのでしょうか?下は、Bespokeインベストメントのツイートです。


1928年のフーバー大統領からオバマ大統領までの就任式当日のS&P500指数の成績です。再選された場合の就任式は含まれず、新大統領の就任式だけが対象となっています。

最もS&P500指数が上昇したのは1953年、アイゼンハワー大統領の時でした(A:+0.50%)。最も下げたのは、マイナス5.28%を記録したオバマ大統領の就任式でした(B)。平均すると、就任式当日のS&P500指数はマイナス1.05%です。ということで、「選挙で買って就任式で売れ」という言葉には、こんな裏付けがあった訳です。

就任式のマーケットが低迷する傾向があるのなら、投資家たちはベアETFを買う筈です。S&P500指数のベアETF、ProShares UltraShort S&P500 (SDS)の日足チャートを見てみましょう。


+0.75%で木曜の取引を終えました(1)。陽線が形成されましたが、特別に目立つ陽線ではありません。出来高も目立つ量ではありません(2)。昨日の量を上回ったことは確かですが、今日の出来高は平均の910万株を下回る600万株でした。言い換えると、明日の下げに期待して、投資家たちはベアETFを積極的に買った、という状態ではありません。

投資家たちは、明らかに迷っています。

データ:CNNマネー
上は、投資家たちの心理状態を示す恐怖&欲 指数です。現在の数値は53、中立を示す数字です。1週間前も中立でした。強気でも弱気でもない状態ですから、正に投資家たちの態度は優柔不断であり、これでは積極的に買うことも売ることもできません。言うまでもなく、投資家たちの目を覚ますには通常以上のマーケットの動きが必要であり、明日の就任式が起爆剤になるかに注目です。

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