マーケットの大きな動きを待つトレーダーたち -- その2

ダウ平均は今週も20,000を達成することができませんでした。


マーケット開始前に発表された大手銀行の決算がキッカケとなって、ダウ平均は今日こそ方向性のある動きになるだろうという期待は裏切られ、活気を欠く値幅の狭い一日となってしまいました。

先日も書いたことですが、こんなにおとなしい値動きが続いていますからボリンジャーバンドが収縮し、バンドスクイーズという現象が起きています。


バンドの収縮というのはAの矢印の方向で分かるように、上限と下限バンドが接近することを意味し、これがバンドスクイーズです。

スクイーズの次に起きるのはバンドが外側に広がるエクスパンションです(B)。現時点で確実に言えることは、遅かれ早かれエクスパンションがやって来ます。ダウ平均は上昇となるか、それとも下降となるかは分かりませんが、とにかくスクイーズは終わりエクスパンションがやって来るのは時間の問題です。

言うまでもなく、強気論者は次に起きるエクスパンションでは、ダウ平均が更に大きく上昇することを予想しています。理由は月足チャートです。


1で分かるように、バンドは外側に広がり、現在起きているのはエクスパンションです。月足という長期的な角度から見た場合、エクスパンションはまだ始まったばかりです。2013年にエクスパンションが起きた時は(2)、ダウは上限バンドに貼り付いたような形で上昇しましたから今回も同様な展開になる、というのがブルの主張です。

もう一つブルたちがよく引用するのは騰落ラインです。(騰落ライン:ニューヨーク証券取引所に上場されている銘柄のうち、その日に上昇した銘柄と下落した銘柄の差を累積したもの。)


黒い線が騰落ライン、赤い線は40週移動平均線です。矢印を入れましたが、騰落ラインと移動平均線は両方とも上昇し、現在のマーケットに弱さは見られません。マーケットの心配をするのは、円で囲った部分のような弱さが現れてからだ、というのが強気論者の言い分です。もちろん、ベアは反論します。「現在の騰落ラインは、移動平均線から大きく上に離れている。こんな状態は長続きしない。そろそろ下げがやって来る。」

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