米国株式市場: Tラインの話(その2)

昨日のブログでTラインについて話しました。今日は続編です。

先ず、Tラインというのは8日指数平滑移動平均線(EMA)のことであり、トレーダーたちが短期トレンドを把握するために使っています。

話はそれますが、「Tライン」で検索したら、こんな画像が出てきました。


美容の世界にも、Tラインという言葉があるのですね。

下は、アップルの日足チャートにTラインを入れたものです。



1、2、3のように、株価がTラインより上なら買いを考え、4、5のように株価がTラインより下なら売り姿勢です。言い換えると、Tラインより上は強い短期トレンド、そしてTラインより下で株価が推移している場合は、弱い短期トレンドを示します。

Tラインを売買シグナルに使うトレーダーたちもいます。たとえば、Aのように、株価がTラインを上抜けたら買い、それとは反対に下抜けた場合は売りです。もちろん、Bのように株価がTラインを何度も上下に横断して、ダマシのシグナルとなることも起きます。

今日紹介するのは、Tラインを使ったゴールデンクロスとデッドクロスです。


皆さんもご存知のように、短期移動平均線が長期移動平均線を上抜けるAがゴールデンクロスです。一般的に、買いシグナル、またはトレンドが上向きに転換したと解釈されます。それと反対なのがデッドクロスです(B)。短期移動平均線が長期移動平均線を下抜き、売りシグナル、またはトレンドがアップトレンドからダウントレンドに変わったと解釈されます。

Tラインと組み合わせられるのは2日指数平滑移動平均線です。アップルの日足チャートで見てみましょう。


青い線が2日指数平滑移動平均線、赤がTライン(8日指数平滑移動平均線)です。1がゴールデンクロスです。短期買いシグナル、または短期トレンドが上向きになったと判断します。2はデッドクロスですから、ここでは短期トレンドが下向きになったと判断して売りを考えます。繰り返しますが、この2本の指数平滑移動平均線の組み合わせは、あくまでも短期トレンドの判断に使われるものです。

下はダウ平均の日足チャートにTラインと2日指数平滑移動平均線を入れたものです。


11月7日(大統領選挙の前日)にゴールデンクロスが起き、強い上昇基調が続いています。見てのとおり、今のところデッドクロスはまだ起きていません。

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