二つの値動き周期について

トランプ・ラリーはダウ平均20,000を目前にして足踏み状態です。


ダウ平均の日足チャートです。取引終了まで、まだ1時間50分ほど残っていますが、今日のローソク足は最近7日間で値幅が最も狭いNR7です。正に、嵐の前の静けさですから、明日のマーケットは荒れ模様になるかもしれません。

NR7で思い出すのは、日本のトレーダーにもお馴染みのラリー・ウィリアムズ氏です。氏のどの本で読んだかは忘れてしまいましたが、こういった内容のことが書かれていました。

値動きには二つの周期がある。一つは値幅の大きな周期、もうひとつは値幅の狭い周期だ。大きな値幅の後には値幅の狭い周期が訪れ、狭い値幅の後には大きな値幅がやって来る。

当たり前のことだ、そんなことは分かっている、と言う人が多いのですが、実際にはそのことがよく理解できていないために、多数のトレーダーが失敗してしまいます。

ダウ平均に連動するETF、SPDR Dow Jones Industrial Average (DIA)の日足チャートで見てみましょう。


先ず、Aを見てください。大陽線は目立ちますから買い手を集めます。もちろん、大陽線の日は活発な値動きですからテレビでも取り上げられ、買い手を更に集める結果となります。翌日も大陽線を期待して多くの人が買いますが、マーケットは期待を裏切って、値幅の狭い日が連日のように繰り返されます。

特にBのあたりになると、値幅の狭いマーケットに飽き飽きした人たちが、我慢できなくなって売ってしまいます。しかし、売った直後に大陽線(C)の出現となり、多くの人たちが売ったことを後悔します。そして、同じことが繰り返されます。Cの大陽線を見て、人々がマーケットに殺到します。その後は値幅の狭い日々が連続し、なかなか現れない大陽線に痺れを切らした人たちは、持ち株の処分です。

勘違いしてほしくないことは、今日ここで売っている人が間違っている、ということではありません。重要なことは、ラリー・ウィリアムズ氏が言うように、どちらへ放れるかは分かりませんが、狭い値動きの後には大きな値動きがやって来るということです。

狭い値動きが続いている銘柄を見たら、ブレイクアウト候補リストに入れて監視するべきです。大陽線を見て、皆につられて買ってしまった場合は、しばらく横ばいになってしまう可能性があることも頭に入れておくべきです。

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