金のETFは重要なレベルのテスト中

専門家たちは、こんなことを語っていました。
ヒラリー・クリントンの当選はほぼ確実だが、もしドナルド・トランプが奇跡的に勝ったら、金の値段は急騰することだろう。
予想は見事に外れました。選挙はトランプの勝利、そして急騰する筈の金は反対に下落です。下は、金のETFの日足チャートです。


Aのローソク足が選挙のあった11月8日、そしてBが今日(11月29日)のローソク足です。終値で計算すると、AからBまでの下げ幅は6.88%、証券業界の人が好きな年率に換算すると71.04%の大幅下落です。

次に週足チャートを見てみましょう。


現在、ETF価格はサポートになる可能性がある61.8%の値戻しレベル(12月の安値から7月の高値で計算)のテスト中です。更に矢印で示したように、ストキャスティクスも2.80という極めて低いレベルに下がっていますから、そろそろ反発ラリーが起きてもおかしくありません。

週足チャートを、もっと長期的に見てみましょう。


金のETFは、61.8%の値戻しレベルをテストしているだけでなく、チャネルの上辺も同時にテスト中です。正に、ダブルサポートになっている訳ですから、もしここで大した反発が無いと、投資家たちの金に対するセンチメントは大きく悪化することでしょう。

週足チャートを拡大します。


矢印の部分、3/10オシレーターを見てください。(3/10オシレーター:パラメーターを3・10・16に設定したMACD) シグナル・ラインはゼロより下ですから、基本的には売り姿勢です。言い換えると、もしここから反発するようなら、反発ラリーは空売りのチャンスになります。

もちろん、現在の位置で2、3週間横ばいした後ブレイクダウン、というシナリオもあります。A、B、Cが下げの目標です。Aは78.6%の値戻しレベル、Bは100%の値戻しレベル、そしてCはチャネルの下辺です。

繰り返します。金のETFは重要なレベルを現在テスト中です。ストキャスティクスも売られすぎを示していますから、反発ラリーが起きる条件は揃っています。しかし、3/10オシレーターは売り姿勢を示していますから、買う場合は陽線が2,3本続いたら利食いです。

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