寝ている間にマーケットは乱高下

写真:FOXニュース
ドナルド・トランプ氏が次期大統領に当選しました。選挙運動用資金はヒラリー・クリントン氏の約半分、それにABC、CNN、NBCなどの主要メディアからは毎日のように非難され、更に共和党のリーダーからも無視されていた中での当選ですから正に奇跡です。

水曜のマーケット終了まで約40分を残し、ダウ平均は現在+289ポイント、1.57%の大幅上昇です。


見てのとおり大陽線が形成され、8月の高値が目前となっています。多くの米国投資家たちは夜中に起きた波乱なマーケットを見ていませんから、この上昇はトランプ氏の勝利を祝う強力なラリーだ、と解釈していることでしょう。


上がダウ平均の30分足チャートです。90%の確率でクリントン氏が勝つ、と予想されていましたが、開票が進むにつれ、クリントン氏の苦戦が明確になりました。夜8時頃のダウ平均は18393、そしてトランプ氏がほぼ当選するだろうという見方が強まった真夜中には、ダウは5.2%も低い17421まで下げていました。しかし見てのとおり、米国の投資家が寝ている間に、ダウは下げを取り戻してしまいました。眠っていたのですから、この一大イベントは無かったも同然です。

メキシコ・ペソも開票速報に敏感に反応しました。下は、米ドル/メキシコ・ペソの15分足チャートです。


クリントン氏の苦しい戦況が報道される度にメキシコ・ペソは叩かれ、急激なドル高、メキシコ・ペソ安となりました。「私が当選したらメキシコとアメリカの国境に大きな壁を建てる。費用はメキシコが負担する」、とトランプ氏は公言していただけでなく、「メキシコとの不公平な貿易を改善する」、とも語っていましたから、米ドル/メキシコ・ペソの動きは過激なものとなりました。

トランプ氏は既に動き始めたようです。


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