いよいよ大統領選挙、選挙後の株式市場はどう動く?

明日に大統領選挙を控え、ダウ平均は現在+346ポイント、1.94%の大幅上昇です。このニュースが買い材料となったようです。


今日の上昇が強力なものとなった背景には、これらの要素が先週のマーケット終了時点で出揃っていました。

先ず、リズ・アン・ソンダース氏のツイートです。


矢印の部分を見てください。投資家たちの心理状態を示す恐怖&欲指数は、極めて低いレベルに落ち込んでいました。正に、皆が皆弱気という状態です。ご存知のように、マーケットの神様はアマノジャクですから大勢意見とは反対に動くことが好きです。

投資家たちが超弱気になっていたことは、ボラティリティ指数に明確に表示されていました。金曜のマーケット終了後、ビレロ氏は、こんなツイートをしています。


ボラティリティ指数は、史上最高の9日連続上昇という状態でした。ボラティリティ指数には「恐怖指数」という異名がありますから、投資家たちのマーケットに対する不安度は、何と9日連続で上昇していたのです。言うまでもなく、不安度は極端に高いレベルに達していた訳ですから、「クリントン氏の訴追求めず」の報道は、投資家たちのマーケットに対する不安感を大きく和らげる結果となりました。

ボラティリティ指数が、9日連続で上昇した背景には、S&P500指数が9連敗していたという事実があります。9連敗は1980年12月が最後でしたから、正に稀な出来事です。

もし先週金曜の大引け直前に、レバレッジ型のS&P500指数のブルETFを買っていれば、現在6%近い大きな利益が出ています。しかし、今朝のニュースが「クリントン氏の訴追決定」なら、大きな損が出ていることでしょう。現実的に考えた場合、悲観論が多い状態でしたから、ブルETFを実際に買った人は少なかったことでしょう。

明日選挙が終わり、新大統領が就任となるのは1月20日です。1952年以来、米国では16回の大統領選挙がありましたが、下は選挙日から大統領就任までの約2ヶ月半のS&P500指数の動きです。

LPLリサーチ
上げと下げの数だけを比較すると11勝5敗、68.8%の割合で上げが優勢です。平均上昇率は1.0%、そして上昇率の中央値は+3.0%です。もちろん、オバマ氏が初当選した2008年は19.9%減という冴えない結果でしたから、今回はそれが再現される可能性もあります。

1時間ほど前のニュースで、こんな国民の声が紹介されていました。「どちらが当選しても構いません。最悪な汚い選挙戦に閉口しています。選挙が終われば、多くの米国市民がホッとすることでしょう。」

(情報源:「クリントン氏の訴追求めず」、米FBIがメール再捜査で結論

What Happens Historically After Elections?

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