2016年11月3日木曜日

金曜は雇用統計、マーケットは売られすぎ

毎月第1週目の金曜は米雇用統計です。予想されている数値を見てみましょう。
・非農業部門雇用者数: +17万5000人
・失業率: 4.9%
・平均時給(前月比): +0.3%
・平均時給(前年比): +2.6%
・平均労働時間(週): 34.4時間
・製造業労働者数: -5000人
S&P500指数は、木曜の取引をマイナス0.4%で終え8日連続の下げとなりました。CNBCによると、最後に8連敗が起きたのは、金融危機で株式市場が惨憺たる状態だった2008年の10月ということですから、正に久しぶりの出来事です。

現在、S&P500指数は興味深い位置に迫っています。下が日足チャートです。


注目は3つの矢印で示した部分です。
1、S&P500指数は、サポートになる可能性があるチャネルの下辺と200日移動平均線の直ぐ上で木曜の取引を終了です。
2、6月の安値から8月の高値で計算した、61.8%の値戻しレベル(点線)も直ぐ下に控えています。言い換えると、S&P500指数が200日移動平均線を割ったとしても、この値戻しレベルが支えになることが考えられます。
3、RSI(相対力指数)は30を割り、マーケットが売られすぎであることが示されています。
以上3点のテクニカル要素を考慮して得られる結論は、マーケットの反発ラリーが近いです。しかし、期待の反発が展開されず61.8%の値戻しレベルを簡単に割ってしまうようなら、投資心理は、かなり冷え込んでいると判断することができます。

株がパッとしないのなら、資金は国債へ避難しているのでしょうか?


上は、米長期国債のETFの日足チャートです。これも冴えない動きです。200日移動平均線(A)を既に割っています。現在、ETF価格はサポートゾーン(B)に達していますが、大した反発はありません。

投資家たちは、国債も買いたくない、株も買いたくない、といった状態です。8日に迫った大統領選挙が、投資家たちを金縛りにしている、と解釈することができますが、「どちらが当選しても金を買え」、という意見が最近発表されています。


上は、金のETFの日足チャートです。発表された意見に従って買われています。出来高も増えています。投資家たちは、「有事の際の金買い」、といった状態です。

(参照した記事:The S&P 500 has just suffered its longest losing streak since 2008

Here's what you need to know ahead of Friday's jobs report)

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