二ヶ月で状況は一転!: 避けられていた銘柄にも買いが殺到

数分単位でトレードするデイトレーダーには大昔の話になりますが、二ヶ月ほど前、米国ではこのニュースが大きな話題になりました。
ニューヨーク(CNNMoney) 米消費者金融保護局(CFPB)は8日、米大手銀ウェルズ・ファーゴで顧客の許可のないまま口座を開設したりクレジットカードを発行したりする行為が横行していたと明らかにした。不正に開設された口座の数は百万件以上に上る。
顧客の信用を裏切る卑劣な行為ですから、当然の結果としてウェルズ・ファーゴ株は売られました。

ウェルズ・ファーゴ(日足)
ニュースが発表された前日の終値(A)は49ドル90セント、そして約1ヶ月後の10月3日(B)には、株価は約12%低い43ドル83セントで取引されていました。顧客を騙していたのに、たったの12%の下げ?!、と不満な人たちが多いことも事実ですが、株投資家にとって12%は巨大な下げです。

ウェルズ・ファーゴの最近の様子を見てみましょう。状況は一転しています。


矢印を入れましたが、株価は大統領選挙の翌日11月9日に突然跳ね上がりました。ドナルド・トランプが当選したら銀行は買いだ、と言われていたように、投資家たちは不正な営業をしていたウェルズ・ファーゴも含めて銀行株に殺到しました。

下は同業のバンク・オブ・アメリカ、そしてシティグループの日足チャートです。

バンク・オブ・アメリカ

シティグループ
見てのとおり、両方とも11月9日にブレイクアウトしています。

ウェルズ・ファーゴの日足チャートに戻りましょう。


ブルフラッグが形成されている、と見ている人は多いことでしょう。上限53ドル(A)の突破が買いシグナルです。上昇幅の目安となるポールの長さで計算すると、目標株価は61ドルになり、思惑が外れた場合は下限割れ(B、51ドル)で損切ります。見込める利益は約8ドル、失敗した場合の損額は約2ドルですから、魅力的なリスク・リワード比です。もちろん、ウェルズ・ファーゴは悪徳銀行ですから、倫理的にこんな銀行に投資できない、という人たちもいることでしょう。

(情報源:米ウェルズ・ファーゴ、5300人懲戒解雇 不正口座開設で

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