1週間で株価は16倍!

ドライシップス(海運業)が今日も大暴れとなりました。下が日足チャートです。


大統領選挙があった8日(A)の終値は4ドル56セントでした。今日の高値(B)は102ドル、そして終値(C)は73ドルですから、株価は1週間で何と16倍です。

なぜこうも狂ったように株価が上昇したのでしょうか?二つの理由が挙げられています。
・会社の再建に向けて、債権者との交渉が上手く進展している。
・海運業の将来を占うバルチック海運指数が最近好調な動きになっている。
たしかに、上記は良い買い材料かもしれませんが、たった1週間で株価を16倍にしてしまうほどのインパクトがあるとは思われません。

ボブ・オブライアン氏(金融ジャーナリスト)は、こんなことを指摘しています。
今年の夏8月、ドライシップスは1ドルを少し上回る程度の株価であり、4株を1株にする株式併合を行った。そして今月早々、ドライシップスは15株を1株にする株式併合を更に行った。この度重なる株の併合で、投資家やトレーダーが市場で売買できる浮動株数が、たったの100万株程度になってしまい、強烈なショート・スクイーズを引き起こす結果となった。10月末時点におけるドライシップスの空売り残は170万株におよび、6ヶ月前の30万株から大幅に増えていた。
ショート・スクイーズというのは売り手を締め付けることです。マーケットが売り(ショート・ポジション)に傾いている時、積極的な買いを仕掛けることで相場を上昇させることがショート・スクイーズの狙いです。

オブライアン氏が言うように、ドライシップスの場合は株式併合で浮動株数が極端に少なくなっていましたから、買い手たちの仕掛けたショート・スクイーズは夢のような大成功となりました。ドライシップスのような株は滅多にありませんが、浮動株数と空売り残には注目です。

(情報源:DryShips Soars 1,500% Amid Epic Short Squeeze

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