金鉱株はデッド・キャット・バウンスが始まった?

デッド・キャット・バウンス: マーケットが大きく下げた後、一時的に起きる反発のこと。英語では「Dead Cat Bounce」(=死んだ猫でも、高いところから落とせば弾む)で、ウォール街で使われる格言の一つ。(野村證券:証券用語解説集)


下は、金鉱株のETFの日足チャートです。


8月に31ドル79セントの高値を付けて以来、ETF価格は買い手を裏切る展開となり、36%の大幅下落です。しかしこの下げで、ETF価格は今年1月の安値から8月の高値で測定した61.8%の値戻しレベルにほぼ達し、数日間に及ぶデッド・キャット・バウンスが起きる可能性があります。

38.2%、50%、そして61.8%はトレーダーたちに人気の値戻しレベルであり、買い出動のタイミングを計るために利用されています。見てのとおり(矢印の部分)、ストキャスティクスは売られすぎを示していますから、この位置では新規買いが起きやすいだけでなく、空売っていた人たちの買い戻しも起きます。

取引終了まで、あと40分ほどありますが、下は5分足チャートです。


Aが今朝の寄付きです。窓を開けて弱いスタートを切りました。しかし、61.8%の値戻しレベルがサポートになりETF価格は一転反発し、11時45分には金曜の安値を突破して(B)、ウップス!の買いパターンが出来上がりました。

今日買った人たちは、どのへんでの利食いを考えているでしょうか?


分かりやすいのは、下降する50日移動平均線(A)付近での利食いです。もちろん、そこには売り手も控えていることでしょうから、この移動平均線を簡単に越えることは難しそうです。Bの50%の値戻しレベル(11月9日の高値から今朝の安値で測定)でも利食われそうです、このレベルは、先月のサポートレベルとほぼ一致し、崩れたサポートはレジスタンスになる傾向があります。

繰り返しになりますが、50日移動平均線は下降し、中期トレンドは明確な下げ方向です。ETF価格が少し戻ったところで空売ってやろう、と計画している人が多いことでしょうから、50日移動平均線を越えるような強いラリーは期待していません。

コメント