大失敗、惨憺たる初日取引

先ず、状況をつかむために、今月18日に報道されたニュースの一部を引用します。
中国ネット物流ZTO社、米国で上場へ アリババ以来の巨額IPOに
中国のEコマース物流において勢力を誇る物流会社、中通快逓(ZTO)が米国の株式市場に上場する。ZTOは13億ドル(約1,349億円)規模の資金調達を見込んでおり、中国企業の米国での上場としては今年最大のものになる。
今回のIPOは中国企業による米国での上場としては、2014年のアリババによる250億ドル(約2.6兆円)規模のIPO以来、最大となる。
そして今日、ZTOの取引がニューヨークで始まりました。初値は18ドル40セント、なんと公募価格の19ドル50セントを下回ってのスタートです。下が日足チャートです。


今日が初日ですから、ローソク足が一本だけなのは当然ですが、巨大な陰線が一つだけあるのは奇妙な感じがします。終値は16ドル65セントですから、公募価格でこの株を手に入れた人たちは、既に14.6%という大きな損が出ています。明らかに、ZTOのニューヨーク初日取引は大失敗です。

ZTOは、なぜこうも不人気なのか、という疑問がわいてきますが、第2のZTOをつかまない方法を紹介したいと思います。ZTOは新規公開株(IPO)ですが、皆さんはIPOの本当の意味をご存知でしょうか?アリババがニューヨークに上場された時、チャック・ジェフ氏(マーケット・ウォッチ)は、こんなことを述べています。
投資家たちはアリババの魅力に心を奪われ、IPOの意味を忘れてしまった。IPOの3文字は、It's Probably Overpriced.(それは、おそらく割高だ)から取ったものだ。
人をバカにしたような表現ですが、IPOはIt's Probably Overpricedの略です。割高なIPOをつかんで後悔しないために、この言葉を頭に入れておくことをお勧めします。


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