弱さが目立つ銀株指数

米司法省から140億ドルの和解金を要求されていたドイツ銀行ですが、最終的には54億ドルで和解ができそうだ、というAFPからの報道を受け、ドイツ銀行は14%の大幅上昇となっています。下が、ドイツ銀行の日足チャートです。(金曜のマーケット終了15分前時点)


注目は今日の出来高です。昨日、10のヘッジファンドが資金をドイツ銀行から引き揚げている、という報道で株価は上場来最安値を記録し、出来高はドイツ銀行取引史上最大となりました。今日の出来高は昨日の量を上回り、パニック売りからパニック買いに一転です。

ドイツ銀行のニュースを受けて、ダウ平均は+1.14%、S&P500指数は+1.07%、そしてナスダックは+1.02%、と好調な展開になりましたが、そんな中で弱さが目立つのは、マイナス1.24%の銀株指数です。下が日足チャートです。


株の本に載っているような完璧な形ではありませんが、売りパターンである三尊が形成されている可能性があります。または、下のチャートで分かるように、底辺割れを期待できる、上辺が下降する三角形が形成されている、と解釈することもできます。


次に週足チャートを見てみましょう。


上昇するトレンドラインを既に割り、弱さが顕著になっています。月足チャートも見てみましょう。


2011年の高値から今年の安値で計算した、50%の値戻しレベル(半値戻し)がレジスタンスになり、失速しているようすを見ることができます。日足、週足、月足の全てに弱さが現れている状態ですから、銀株指数は更なる下落となりそうです。

この指数を構成する一銘柄、パン・アメリカン・シルバーのチャートを見てみましょう。先ず、日足です。


底辺割れが狙える、上辺が下降する三角形が出来上がっています。

下は週足です。


上昇するトレンドラインを割り、弱さが顕著になっています。

そして月足です。


銀株指数は50%の値戻しレベルが壁になりましたが、パン・アメリカン・シルバーは38.2%の値戻しレベルの突破に失敗して失速しています。

ということで、銀株が来週の空売り候補です。

(参照した記事:Stocks Soar After French Press "Confirm" Deutsche Bank Near Settlement With DOJ

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