9月の金利引き上げの可能性がいっそう高まった?

月曜はレイバー・デーで休みになり、米国は連休の週末です。今週末で夏休みも終わりになり、いよいよ来週から秋の相場が始まります。さて、連休を控えた金曜、注目の米雇用統計(8月分)が発表されました。
・ 非農業部門雇用者数: +15.1万人 (予想 +18.0万人)
・ 失業率: 4.9% (予想 4.8%)
・ 平均時給(前月比): +0.1% (予想 +0.2%)
見てのとおり、三つとも予想より悪い結果が発表され、「これで今月の金利引き上げは無い」、と多くの人たちが結論しました。


大橋ひろこ氏の木曜のブログには、こんなことが書かれていました。
昨日サンフランシスコ在住の広瀬隆雄さんにお話を聞いたところ
FEDウォッチャーとして著名なヒルゼンラス記者は+19万以上なら
9月利上げがある、と言っているようで、
この場合、FEDから言わされているとみる(市場へ織り込ませる意)
のだそうで、(確かにヒルゼンラス記者はこういう場面でキーマンになることが多い)
19万を超えるか、それ以下かで利上げがあるのか、ないのかという分かれ目に
なるだろう、として雇用統計ポイントを解説くださいました。
ということで、+19万以上という数字に注目していた人たちも、今日の+15.1万人という結果を聞いて、「今月の利上げは無い」、と判断したことでしょう。

しかし、金曜の米国株式市場が始まってしばらくすると、今月の金利引き上げの可能性は、まだ十分に残っている、というジャン・ハトジウス氏(ゴールドマン・サックス)の意見が報道されました。ハトジウス氏によると、非農業部門雇用者数は、たしかに予想を下回る数字でしたが、この数字なら連銀が考えている失業率安定を継続させることができます。ということでハトジウス氏は、今月のFOMCで利上げが決定される可能性を40%から55%に引き上げました。

下は、ドル指数の5分足チャートです。



先ず、予想以下の非農業部門雇用者数の発表を受けて、目立つ長い陰線が形成されました(1)。しかし、ハトジウス氏の見方が発表されると、ドル指数は下げを簡単に取り戻してしまいました(2)。

次に、ドル指数に連動するETFの週足チャートを見てみましょう。


長期的に見た場合、ドル指数は巨大なブルフラッグを形成しているようです。金利引き上げは9月、または12月になるかは分かりませんが、最終的には上辺突破のブレイクアウトが起きると思われます。

(参照した記事:それでもまだ米利上げに懐疑的?!少しづつ基調は変わっているものの。。。

Goldman Says Weak Payrolls "Just Enough For September Hike", Raises Odds From 40% To 55%

コメント