2016年9月16日金曜日

ドイツ銀行: 米司法省から求められた和解金は140億ドル

話題になっているのはドイツ銀行です。

ヤフー・ファイナンスから

金曜の取引終了まであと48分を残し、株価は9.55%の大幅下落です。

この報道が売り材料となりました。
ドイツ銀行、経営に再び影 米が巨額和解金要求
ドイツの金融大手ドイツ銀行の経営の先行きに再び暗雲が漂ってきた。金融商品の不正販売にかかわったとして米司法省から140億ドル(約1兆4300億円)に上る巨額の和解金を要求され、業績が悪化するとの懸念から16日の株価は急落した。不正取引が相次いで発覚し、信認回復が急務だが、道は遠い。(日本経済新聞)
ドイツ銀株が下落、米司法省が140億ドル要求-RMBS問題で
16日のフランクフルト市場でドイツ銀行の株価が下落。住宅ローン担保証券(RMBS)販売をめぐる調査を決着させるために140億ドル(約1兆4300億円)を支払うことを米司法省に求められた。ドイツ銀は減額を求める方針を明らかにした。(ブルームバーグ)
和解金などという言葉が使われていますが、要するに罰金です。多くの人たちがツイートしているように、ドイツ銀行の時価総額は183億ドルですから、米司法省から要求された140億ドルは巨大な金額です。

チャートを見てみましょう。


先ず、月足チャートです。長年の低迷が続き、ドイツ銀行の問題は、昨日今日に始まったことではないことが分かります。

日足チャートで、最近の様子だけを見てみましょう。


突出した線で分かるように、今日の出来高は特大です(A)。Bが今日のローソク足です。約10%の極めて大きな下げですが、横ばいゾーン内での出来事です。時価総額にほぼ匹敵する金を要求された訳ですが、このニュースには、株価をゾーンから転落させるだけのインパクトはありませんでした。

株価はゾーンの下辺から離れているので、現時点では買い難い状態ですが、チャート上にどんなことが起きたら買い手が集まるでしょうか?下は10分足チャートです。


1が金曜の寄付きです。見てのとおり、株価は一日中横ばいです。もし株価が上限を突破するような事態が起きると、空売っていた人たちが手仕舞ってきますから、13ドル50セント付近に走る上限突破が買いシグナルです。

報道されていることですが、ドイツ銀行は要求されたとおりの金額を支払う意思はありません。
ドイツ銀は16日早くに「伝えられる数字に近い支払額で問題を決着させる考えはない。交渉はまだ始まったばかりだ。他の主要行は著しく低い額で決着しており、それに近い結果になると考えている」とのコメントを出した。(ブルームバーグ)
最後に、一つ明確にしておきたいと思います。「上限突破が買いシグナル」、と書きましたが、これは長期的な投資という意味ではありません。一時的な反発に乗る、長くても数日間のトレードです。

(参照した記事:ドイツ銀行、経営に再び影 米が巨額和解金要求

ドイツ銀株が下落、米司法省が140億ドル要求-RMBS問題で

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