個人投資家: 言っている事と実際にやっている事は正反対

15万人の個人投資家で構成されるAAIIは、投資家たちのセンチメント調査を毎週行っています。下が今週の結果です。
株に強気: 29.4%、中立: 40.9%、弱気: 29.6% 
最近1年間の様子:

チャート:AAII
目につくのは中立センチメントです。時々下回ることもありますが、40%台の数値が続いています。6ヶ月後の米国株式市場は、現在の位置とほぼ同じだと思う、というのが中立の意味ですが、ここで質問です。約半数の人たちが中立状態ですが、もしあなたも中立意見なら、現時点で株を買いますか?

AAIIはセンチメント調査で有名ですが、個人投資家たちが、資金をどのように配分しているかも調査しています。今朝の発表によると、個人投資家たちが資金を株に先月配分した割合は66.6%に達し、これは2015年の7月以来最高の数値です。(歴史的平均値は60.5%)更にAAIIによると、現金が口座を占める割合は12ヶ月ぶりの低レベルである16.0%に下落しています。歴史的平均値は23.5%であり、これで平均以下の数値は57ヶ月連続です。
一般的に言えることは、AAIIのメンバーたちは国債の低い利回り、預金口座の低い利息、そして割高な株に不満を感じている。しかし、「現時点では株に代わる良い投資先は無い」、という意見も聞かれ、「こんなに低金利だから無理して株を買っている」、と言うメンバーたちもいる。(AAIIのブログから抜粋)
繰り返します。現在の強気センチメントは、たったの29.4%、そして中立センチメントは40.9%ですから、皆が皆強気からは程遠い状態です。しかし、投資家たちが株に先月割り当てた資金は、2015年の7月以来最高の66.6%に達しています。株へ配分される資金の歴史的平均値は60.5%であり、平均値以上の数値が、これで41ヶ月にわたって続いています。

「株は割高だ」、「大統領選挙が迫っている」、「企業利益が冴えない」、「今月に金利が引き上げられる可能性が高い」、などと投資家たちは株を買いたくない理由を挙げていますが、口座には歴史的平均を上回る量の株があります。正に、言っている事と実際にやっている事は正反対、というのが今日の個人投資家たちの姿のようです。

(参照した記事:AAII Sentiment Survey: Pessimism Rises To Two-Month High

August AAII Asset Allocation Survey: Equity Allocations Rise to a 13-Month High

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