ツイッター株大幅上昇、2015年10月15日の再来

マーケット終了まで、まだ1時間以上ありますが、ツイッターが約8%の大幅上昇です。

日足チャート
目立つ長い陽線(1)が形成され、出来高(2)も突出しています。どうせまた買収の噂で買われているのだろう、と思って調べてみるとやはりそうでしたが、今回は役者が揃っています。

マイクロソフトの前CEOスティーブ・バルマー氏が、サウジアラビアのアルワリード王子と組んでツイッターを買収する。
何かプロレスのような話ですが、二人の大資産家がタッグチームを組んでツイッターを買収するという豪華な噂です。

二人がチームを組むかどうかは別として、CNBCはツイッターが現時点で買収される可能性は低い、と報道しています。
ツイッターの株価が、現在のようなレベルでは役員たちが買収の話に応じないだろう。それに、ツイッターの共同創立者、現CEOのジャック・ドーシー氏も会社を売ることを現時点では考えていない筈だ。買収の可能性があるのは2017年に入ってからであり、今は買収の話をするのは早すぎる。-- ロバート・ペック(サントラスト・ロビンソン・ハンフリー)
上のチャートで分かるように、ペック氏の意見が報道されましたが、株価の動きに衰えは見えません。

今回の噂でツイッターに買いが殺到した理由は、スティーブ・バルマー氏とアルワリード王子の名前が挙げられていることです。2015年10月15日の夜、バルマー氏は、こんなツイートをしていました。


重要なのは、赤で下線を引いた部分です。「アルワリード王子のように、4%のツイッター株を買って良かった」、という意味になり、翌日16日のマーケットでツイッターは4.9%の上昇となりました。

ツイッターのCEOドーシー氏は、もちろん大量なツイッター株を保有していますが、株数は全体の4%を保有するバルマー氏に満たない3%です。更に、アルワリード王子は5%以上を保有していると報道されていますから、王子とバルマー氏がタッグチームを組むと、二人の存在は極めて大きなものになります。

最近発表されたガッカリな決算で分かるように、ツイッターの利益は中々思うように成長しません。それに、ユーザー数も伸び悩んでいますから、先月はツイッターを格下げするアナリストが目立ちました。

ファンダメンタルズ分析をして得られる回答は売りですから、多くの投資家たちはツイッターを無視しています。ひどい言い方をすれば、現時点で買い手を集めるには、魅力的な噂を流すしかありません。

(参照した記事:Twitter Jumps 5%: CNBC Pours Cold Water on Rumors of a Ballmer Bid

バルマー氏のツイート

Steve Ballmer Says He Owns 4% Stake in Twitter

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