2016年8月2日火曜日

トレードが上手くいかない原因を探るヒント

トレーダー・コーチとして知られるブレット・スティーンバーガー氏が、先日のブログで、こんなことを書いています。
「思っていたような利益を上げることができない」、と言うトレーダーから相談を受けた。早速調べてみると、トレードの勝率は悪くなく、損は小さくおさえられ、利益が損額を明らかに上回っている。いったい何が悪いのだろうか?結論を簡単に言えば、口座資金が少なすぎたのだ。

このトレーダーの場合は、トレード手法や技術に問題があった訳ではなく、欠けていたのは満足な利益を上げるために必要な十分な口座資金です。ですから、このトレーダーは、資金面で有利な条件を与えてくれる株取引業者を利用することで問題を解決することができました。

スティーンバーガー氏が指摘しているように、適切な解決策を得るためには、先ず正確な診断をする必要があります。トレードが上手くいかないのは、トレード方法に問題があるのでしょうか、それとも心理的な問題があるのでしょうか?
問題をつきとめる最も良い方法の一つは、過去のトレード記録を振り返ってみることだ。あるトレーダーと過去のトレードを一緒に分析したところ、このトレーダーはボラティリティの低い値幅の狭い横ばいマーケットという環境で、頻繁に損を出していることが分かった。要するに、このトレーダーは、マーケット環境を正しく把握する方法を知らなかったために、低ボラティリティのマーケットで高ボラティリティ用のトレード方法を使っていたのだ。
心理的な問題について、スティーンバーガー氏は、こんな例を紹介しています。
損を受け入れることができず、直ぐに逆上してしまうトレーダーから相談を受けた。カッとなり怒りの心情に一時我を忘れてしまうトレーダーの多くはリベンジ・トレードに走る傾向があり、このトレーダーの場合もそうだった。言うまでもなく、感情的なリベンジ・トレードが成功する確率は極めて低いから、損を取り戻すどころか反対に損を増やす結果になってしまう。
さて、当然疑問になることは、損を出すとなぜ逆上してしまうのでしょうか?なぜカッとなってしまうのでしょうか?スティーンバーガー氏の説明を要約すると、「トレードの損=自分は敗者」、という間違った考え方が原因です。「私は敗者ではない。私は成功者だ。損など受け入れる訳にはいかない」、とトレーダーは感情的になり、リベンジ・トレードに走ってしまいます。

リベンジ・トレードを防ぐためには、損を出した直後に起きる、騒々しい頭の中を変える必要があります。「私は失敗者ではない!次のトレード機会を直ぐに見つけて、損を一気に挽回するのだ」、と頭の中に聞こえる叫びを消す必要があります。もちろん、頭の中を無にするのは不可能ですから、感情的な言葉を前向きな言葉に置き換える必要があります。たとえば、損を出したら、こんなことを自分自身に言います。「素早い損切りができた自分は立派だ。この調子で、冷静に次のトレード・チャンスを待とう。」

自宅でトレードをする、ほとんどのトレーダーにはトレード・コーチがいません。ですからスランプに陥った場合は、自分一人で問題をつきとめ解決策を見つけなくてはなりません。こんな時、とても役立つのがトレード記録(日誌)です。できれば、売買した時のチャートもキャプチャしておくことをお勧めします。

(参照した記事:How to Evaluate and Improve Yourself as a Trader

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