資金の本格的な流入が始まった新興国市場の株

データ: ETF.com
8月11日から8月17日の間に、資金を最も集めたETFのトップ10リストです。第1位は、12億1284万ドルの資金が流入した新興国市場の株に投資をしているETFです。日足チャートを見てみましょう。


安値を付けた1月20日から今日までの伸びは+32%になり、同期間+17%のS&P500指数の成績を大きく上回っています。

新興国市場の株について、こんなデータもあります。

データ:ファイナンシャル・タイムズ
上のチャートは、新興国市場の株式ファンドへの資金の流出、流入状況を週別に見たものです。上に伸びる棒線で分かるように、7週間連続で流入資金が流出資金額を上回っています。特に注目なのは、今週の流入額は51億ドルを記録し、これは58週間ぶりの高額です。

よし、これからは新興国市場の株に焦点を合わせよう、と思うかもしれませんが、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチのアナリストは、こんなことを語っています。
50億ドルはカギとなる数値だ。もし、向こう2~3週間連続で50億ドルを超える資金が流入するなら、それは過熱を示す売りシグナルだ。
言い換えると、毎週連続の膨大な資金の流入は超強気な投資心理を表わし、皆が強気な時は、そこが目先天井になる傾向があります。

次に、新興国市場の株に投資しているETFの日足チャートではなく週足チャートを見てみましょう。


逆三尊が形成されています。1ヶ月ほど前に買いシグナルとなるブレイクアウトが起き、目標の43ドルに向かって上昇中です。(現在の株価は37ドル56セント) 上記したように、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチによると目先天井の心配がありますが、もし利食われ下げるようなら、良い押し目買いの機会になると思われます。

(参照した記事:Where The Money Is Going: Record Inflows Into Emerging Markets, Longest Ever Outflows From Europe

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