米国株式市場: 大きな動きがやって来る

先ず、下のS&P500指数の日足チャートを見てください。


矢印を入れましたが、値幅の狭い退屈なマーケットが続き、正に夏休みといった様相です。この値幅の狭い様子は、ボリンジャー・バンドを使うと、更にハッキリと見ることができます。


Aで分かるように、ボリンジャー・バンドの上限バンドと下限バンドが接近し、最近のおとなしいマーケットの様子が表示されています。このように、上限と下限バンドが大きく接近することをバンド・スクイーズと言い、多くのトレーダーが注目しているパターンの一つです。

下降するBの矢印を入れた指標は、ボリンジャー・バンド・ウィドゥスです。現在のように、上限と下限バンドが接近している状態では下降し、バンド・スクイーズが起きていることを確認することができます。

バンド・スクイーズが注目される理由は、スクイーズの後には大きな値動きが訪れるからです。


上は、中国の電子商取引大手アリババの日足チャートです。大きな上放れが起きる前の様子を見てください。Aで分かるように上限と下限バンドが接近、そしてボリンジャー・バンド・ウィドゥスは下降して(B)、バンド・スクイーズが起きていたことが分かります。

簡単に言えば、バンド・スクイーズが示しているのは嵐の前の静けさであり、大きな動きがそろそろやって来ることを私たちに教えています。一つ頭に入れておきたいことは、バンド・スクイーズが示していることは大きな動きが迫っている、ということであり、どちらへ放れるかは示されていません。

S&P500指数にはバンド・スクイーズが起きています。そろそろ大きな動きが来るだろう、ということを察することはできますが、バンド・スクイーズを見ただけでは、次の動きは上放れなのか、それとも下放れになるかの判断をすることはできません。

著名人たちが、割高な米国株式市場を語っています。マスコミも警戒論を報道しています。雰囲気的には、マーケットは下放れとなりそうですが、先入観を捨てて、マーケットが動いた方向へ乗ることが大切です。

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