7月14日に米国デビューが迫ったLINE

先ず、LINEのティッカー・シンボル(証券コード)はLNです。


上は、昨日のヤフー・ファイナンスからです。「IPO市場が低迷しているだけに、多くの投資家がLINEの新規公開に注目している」、という意味になります。パッとしない今年のIPO市場以外にも、現在の全体的に不安な市場ムードもLINEに障害となるのでは、といった見方も出ています。

・英国のEU離脱で、市場の行方がいっそう不透明になった。
・ドイツ銀行、クレディ・スイスなどのヨーロッパ大手銀行株が連日下げ、株価は金融危機を予想している可能性がある。
・下げの止まらない国債利回り、急騰する金銀も不安な投資家たちの心理を明確に表わしている。
と悪い材料を挙げることは簡単ですが、今日のインベスターズ・ビジネス・デイリー紙によると、LINEの公募価格レンジが26ドル50セント~31ドル50セントから28ドル50セント~32ドル50セントに引き上げられたことが報道されています。言い換えると、投資家たちのLINE新規公開に対する食欲は、まずまずといったところです。

言うまでもなく、ツイッターにはLINE IPOに関するツイートが多数あります。英語のツイートもありますが、何と言っても目立つのは日本語でのツイートです。ここで、一つ気になることがあります。私がフォローしている日本の人たちはLINE IPOのことをツイートしていますが、フォローしている米国の株トレーダーたちは、LINE IPOについて全くツイートしていないのです。アリババがニューヨークにデビューした時はお祭り騒ぎでしたが、これに比べると、LINEはあまりにも静かなのです。

株に投資をしている人たち、トレードしている人たちが集まるStockTwitsという人気サイトがあります。早速アクセスして、LINEに関する話題が、どれくらいあるか見てみました。

StockTwits
今日あったツイートは5つだけです。(StockTwitsもツイッターと同様に140の字数制限があります。)

それでは、ニューヨークに上場されているソニー株の場合はどうでしょうか?ツイート数は計13でしたから、ほぼ3対1の割合でソニーの勝ちです。

StockTwitsには30万を超えるユーザーがいます。個人投資家だけでなく、金融機関、証券業界で働く人たちにも利用されています。しかし、今日あったLINEに関するツイートが5件だけというのは寂しい数字です。

一番上に記した、ヤフー・ファイナンスの記事に戻ります。記事と一緒に掲載されている動画を見てみました。LINEの簡単な説明の後、話は会社の成長について進み、レポーターはこう言いました。「LINEのユーザー数が伸び悩んでいる。」 言うまでもなく、これはあまり聞きたくない言葉でした。

次に、今日のStockTwitsの一番最後にツイートされているLINEに関する記事にアクセスしてみました。
LINEのIPO総額は70億ドルに達する可能性がある。会社の成長が減速していることを考えると、LINEのIPOは割高だ。このIPOはパス、財布は開けない方が良い。
繰り返します。低迷する今年のIPO市場、英国のEU離脱、下げの止まらないヨーロッパの主要銀行株、低下の続く国債利回り、金銀へ避難を求める投資家たち、、、LINEはマーケットの悪環境という大きな逆風に直面しています。デビューは7月14日、最後の大きなプロモーション、そして初日取引の成功に期待します。

(参照した記事:All eyes on upcoming Line offering amid a dismal IPO market

Tech IPO Market Ready For Blockbuster Offering From Japan's Line

StockTwits

Upcoming IPO Analysis: LINE

コメント

K.egi さんの投稿…
FACEBOOKのmessenger機能だけ独立して上場したようなもんですからねー(´・ω・`)
T Kamada さんの投稿…
K.egi さん

IPO市場が低迷しているだけに、LINEの初日取引が楽しみです。