明らかに変わった投資心理

こんなヘッドラインが週末のビジネス・インサイダーに掲載されていました。
Oil just made a huge move, and nobody noticed
「原油価格が大幅に動いたが誰も気がついていない」、という意味になります。下のチャートで分かるように、ブレント原油は6月8日以来20%の大幅下落です。

チャート:ビジネス・インサイダー 
20%以上の下落はベアマーケット入りを意味する(ビジネス・インサイダー)
しかし雰囲気が大きく変わりました。
・〔マーケットアイ〕株式:日経平均は下げ幅拡大、原油安の影響を懸念(ロイター:2015年12月21日) 

・焦点:止まらぬ原油安、株安巻き込み膨らむ景気後退懸念(ロイター:2016年1月21日) 

・欧州株式市場=反落、原油下げ止まらず幅広く売られる(ロイター:2016年1月21日)
上のニュースで分かるように、以前は、原油安は大きく報道されました。正に、株式市場の低迷は原油安が原因である、という考え方が定着していました。

しかし今日、原油は6月8日以来20%を超える下げとなっているのに、投資家たちは全く騒ぎません。言うまでもなく、ダウ平均が20%も下げようものなら投資家たちはパニックし、量的緩和の再開を叫ぶ人たちが続出することでしょう。

下は、ダウ平均の日足チャートです。


円で囲いましたが、今年1月の相場と現在の相場は大違いです。正に、原油安が気になるのは、株の調子が悪い時だけ、といった様相です。

当然のことながら、投資家たちの心理にも大きな違いを見ることができます。

CNNマネー
上は、投資家たちの心理状態を示す、「恐怖&欲 指数」です。低迷する株式市場を反映して、1月の心理状態は「超弱気」(1)、そして高値更新という好調なマーケットを受けて、今日の心理状態は「超強気」(2)です。ということで、こんな強気状態が続くかぎり、原油安は話題になりそうもありません。

(参照した記事:Oil just made a huge move, and nobody noticed

CNNマネーFear & Greed Index)

コメント