米国株式市場は上げ足りない?

15万人の個人投資家で構成されるAAIIが、今週のセンチメント調査結果を発表しました。
・米株に強気: 36.9% (前週比 +5.8ポイント)
・ 中立: 38.7% (-3.6ポイント)
・弱気: 24.4%(-2.2ポイント)

AAIIのチャールズ・ロットブラット氏は、こう述べています。
強気センチメントが36.9%に上昇したが、この数値は歴史的平均値である38.5%より低い。この結果、強気センチメントは36週連続で歴史的平均値を下回った。
先月の22日に強気センチメントが22.0%を記録して以来、数値は14.9ポイントという大幅上昇となった。しかし上記したように、これほど大きな回復があったにもかかわらず、数値は相変わらず歴史的平均値以下だ。更に、去年の11月以来、数値が2週連続で30%を上回ったのは、たったの2回しかない。

個人投資家たちの強気センチメントが上昇した理由として、ロットブラット氏は、これらを挙げています。
・ S&P500指数が新高値を記録した。
・ 米国経済は成長が続いている。
・ 株以外に良い投資先が無い。
心配材料としては、英国のEU離脱、割高な米株とガッカリな企業利益、そして米大統領選挙などが挙げられています。

史上最低のレベルに落ち込んだ米10年国債の利回りについて、AAIIのメンバーはこんな回答をしています。
・記録的な国債の低利回りは、株投資の姿勢を変える理由にならない: 37%

・極めて低い国債利回りは、株投資を更に魅力的にする結果となった: 33%
・ 国債の超低利回りを見て、株投資に慎重/悲観的になった: 15%

ロットブラット氏が指摘しているように、私も興味深く感じたことは、マーケットが史上最高を達成したにもかかわらず、AAIIの会員たちの強気センチメントは相変わらず歴史的平均値に達していないということです。マーケットの天井付近では皆浮かれ、お祭り騒ぎになるのが普通ですが、現時点ではそのような様子を見ることができません。ということで、AAIIの調査結果だけから結論すると、米国株式市場は、まだ上げ足りません。

(情報源:AAII Sentiment Survey: Optimism Rises To Nearly 37%

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