2016年7月13日水曜日

米国株式市場:賢い資金と愚かな資金、強気なのはどちら?

具体的な数字はありませんが、弱気論をツイートする人が減ったように思います。米国株式市場は史上最高値を記録し、悲観的なツイートが目立たなくなりました。英国の国民投票でEU離脱が決まった時は、まるで世の終わりが来たといった雰囲気でしたが、あれは良い買い機会であった、と人々の態度は豹変です。

正に、投資心理が大きく変わった、センチメントが180度転換した訳ですが、SentimenTraderという投資心理専門の有料サイトがあります。私がこのサイトを購読するようになったのは、好きなアナリスト、リズ・アン・ソンダース氏がこのサイトを勧めていたからです。

リズ・アン・ソンダース氏
投資心理を表す格言として有名なのは、これです。
野も山もみな一面に弱気なら、阿呆になりて米を買うべし
皆が強気な時は、株価は過熱していますから深追いするべきではありません。反対に皆が揃って弱気なら、株価は既に冷え込み底の可能性がありますから、こんな時こそ買うべきです。言うことは簡単ですが、これを実行するのは中々難しいです。

SentomenTraderで面白いのは、スマートマネー(賢い資金)とダムマネー(愚かな資金)の強気度を示す、Smart Money / Dumb Money Confidenceという指標です。下が最近1年間の動きです。

SentomenTrader
赤い線が愚かな資金の心理、青い線が賢い資金の心理です。0.7を超えると強気、0.3以下は弱気を示します。矢印を入れましたが、S&P500指数の底付近で強気になっているのは賢い資金です。そして、天井付近では愚かな資金が強気になっています。言い換えると、資金の少ない一般投資家はマーケットの天井で強気になる傾向があり、悲観的なニュースが多い底付近で買っているのはプロと呼ばれるヘッジャーたちです。

一番右側、現在の様子を見てください。S&P500指数は高値を更新し、強気なのは愚かな資金です。もちろん、このチャートに従ってトレードすれば必ず儲かる、ということではありません。愚かな資金が強気になってもマーケットは直ぐには下げません。そして、賢い資金が強気になっても、マーケットは即上昇に転じることはありません。しかし、両者の動向を見ることで、現在は積極的に買うべきなのか、それとも買いは控えるべきかが分かります。

(情報源:SentomenTrader

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