なぜ専門家の予想を聞きたいのだろう?

いよいよ運命の日、英国のEU離脱、残留を決める投票日がやって来ました。離脱の場合はこれを買うべきだ、残留の場合はこれを買うべきだ、と株の専門家たちがテレビで色々なことを言っていますが、過去の例から分かることは専門家たちの予想は大して役に立ちません。


知識、知恵のある者は予想をしない。予想する者には知識、知恵が無い。 -- 老子

今年はこの銘柄が行ける!、プロが勧める5銘柄、と多くの雑誌が特集しますが、それを信じて買っても良い成績を上げることはできません。

今日のブログでグレッグ・モリス氏は、この有名な話を振り返っています。2000年8月14日、フォーチュン誌は、向こう10年間で大きな成長が見込まれる10銘柄を発表しました。下がリストです。(カッコ内はティッカー・シンボルと株価)

1. Nokia (NOK: $54)

2. Nortel Networks (NT: $77)

3. Enron (ENE: $73)

4. Oracle (ORCL: $74)

5. Broadcom (BRCM: $237)

6. Viacom (VIA: $69)

7. Univision (UVN: $113)

8. Charles Schwab (SCH: $36)

9. Morgan Stanley Dean Witter (MWD: $89)

10. Genentech (DNA: $150)

さて、これらの銘柄は予想されたとおり、大きな成長となったでしょうか?下は、2012年、12月19日の株価です。

1. Nokia (NOK: $4.22)

2. Nortel Networks ($0)

3. Enron ($0)

4. Oracle (ORCL: $34.22)

5. Broadcom (BRCM: $33.28)

6. Viacom (VIA: $54.17)

7. Univision (上場廃止)

8. Charles Schwab (SCH: $14.61)

9. Morgan Stanley Dean Witter (MWD: $14.20)

10. Genentech ( $95で買収)

見てのとおり、儲かった銘柄は一つもありません。Genentechは95ドルで買収されましたが、2000年の150ドルを大きく下回っています。更に、0という数字で分かるように、倒産してしまった会社もあります。

予想は外れる、ということは分かっているにもかかわらず、私たちは専門家の予想を渇望しています。将来を知りたい、というのは投資家の持つ本能のような物であり、予想は現に情報産業として巨大なビジネスに成長しています。

グレッグ・モリス氏はこう述べています。
投資家やトレーダーが予想を聞きたい理由の一つは、自分の見方と一致する専門家の意見が欲しいのだ。なぜなら、もしプロの見解が自分と同じなら安心感を得ることができるのだ。

(情報源:WHY Some Make Forecasts

コメント

K.egi さんの投稿…
知識、知恵のある者は予想をしない。予想する者には知識、知恵が無い。 -- 老子


ち、知恵が欲しいです(´;ω;`)ブワッ
T Kamada さんの投稿…
K.egi さん

しかし、100発100中の予想方法が欲しいですね!(笑)