米国住宅市場: サブプライム・ローンの復活?

男性と女性を比べた場合、不動産投資が上手いのはどちらでしょうか?

データ:RealtyTrac
左側が独身男性、右側が独身女性です。

・住宅を購入して以来、独身男性が保有する住宅価格は平均で$63,921の上昇、パーセントに直すと33%の上昇です。
・独身女性の場合は、平均で$53,809(31%)の値上がりです。
・両者の差は$10,112、16%の開きがあります。
男性の方が不動産投資が上手い、と結論して差し支えないでしょうか?マーケット・ウォッチは、こんなことを指摘しています。
RealtyTracのダレン・ブロムクイスト氏によれば、このような結果になった大きな原因は、女性の年収が男性より低いためだ。女性が買う家は男性が買う家より価値が低いから、値上がりの速度も遅い。
フルタイムで働く女性の年収は、フルタイムで働く男性の年収の約79%だ。40年間働いた場合、$430,480の差が生まれ、女性の購買力は男性の購買力を大幅に下回る。
更にマーケット・ウォッチによると、住宅ローンの金利も女性の方が割高です。
平均すると、住宅ローンの金利は、女性の方が男性より0.4パーセンテージ・ポイント高い。大した数字ではない、と思われるかもしれないが、30年ローンを組んだ場合の支払い金額はバカにならない。たとえば、男性の金利が5%、そして女性の金利が5.4%で計算すると、女性は2万6000ドルほど余分に支払うことになる。(マーケット・ウォッチ)
下のチャートは、米国における新築住宅の販売価格(中央値)の推移です。

チャート:セントルイス連銀(灰色の部分は景気後退期)
見てのとおり、現在の価格は史上最高のレベルに達しています。住宅バブルの時より高い値段ですから、人々はそう簡単に家を買うことはできません。こんな報道があります。
関係者から直接確認したことだが、大手銀行ウェルズファーゴは、住宅ローンを促進させるために、こんなことを計画している。正に、やけくそといった感じがするが、ウェルズファーゴ銀行は、親と一緒に住む若い世代向けの住宅ローンを計画している。言うまでもなく、若い世代は学生ローンなどの多額な借金を抱え、年収も低い。(ゼロヘッジ)
年収の低い借金を多額に抱える人たちを対象にした住宅ローン?要するに、ウェルズファーゴ銀行は、あの悪名高き「サブプライム・ローン」を復活させようとしているのです。今度は上手くやるから大丈夫、とウェルズファーゴ銀行は言うかもしれませんが、サブプライム・ローンは厳しい景気後退を引き起こす大きな原因となっただけに先行きが心配です。

(情報源:Why men make more money on real estate than women

Homeownership More Profitable for Single Men Than Single Women

Here We Go Again: Wells Fargo Is Trying To Give Mortgages To Low-Income, Debt-Heavy Millennials Living At Home

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