季節性が気になる、ここからの金の動き

6月または7月に金利が引き上げられる、という見方が高まり、ドルが最近上昇しています。下は、ドル指数に連動するETFの日足チャートです。


5月18日に50日移動平均線(青)を突破し、ほぼ水平に走る200日移動平均線に接近中です。この強さを見せ始めたドルを受けて、金が崩れ始めています。


上は、金のETFの日足チャートです。1で分かるように、ETF価格は50日移動平均線(青)を完全に割っています。そして、50日移動平均線の傾きは上昇から水平になり、値動きの衰えが明らかになっています。しかし、200日移動平均線の、なだらかな上昇はまだ続いていますから、現時点では投資家のムードはほとんど暗くなっていません。

ここで気になるのは金の季節性です。

チャート: Equity Clock
上は、過去20年間の金の季節性です。矢印で示しましたが、金価格は6月に下げる傾向があります。左側の目盛りを見ると分かりますが、6月の下げは3%ほどあった今年の利益を約1%まで減らす下げですから、利益の半分以上を失う下落です。

金鉱株の動きにも注目です。金鉱株のETFの日足チャートを見てみましょう。


今のところ、上昇する50日移動平均線に支えられていますが(1)、トレンドライン(赤い線)は既に割っています。たとえここから反発したとしても、トレンドライン付近(2)には、空売りチャンスを狙う人たちが待っていることでしょう。

チャート: Equity Clock
上は金銀鉱株指数の過去20年間の季節性です。6月、7月は単に下げる傾向があるだけでなく、利益はマイナスになってしまうほどの下げですから、金鉱株の向こう2カ月間は厳しい下げとなる可能性があることも頭に入れておきたいと思います。

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