なぜ株に投資していないのですか?

質問: あなたは株に投資していますか?
この意見調査はギャラップ社によって行われ、対象となったのは米国に在住する18歳以上の計1015人、そして調査は4月6日~4月10日に実施されました。

「株に投資しています」、という回答は52%でした。下のチャートには、1999年から現在までの調査結果が示されています。

データ: ギャラップ社
ダウ平均は、2009年に底を打って以来大きな上昇を展開したが、株に投資している個人の数は景気後退期以前のレベルに全く戻らない。正に、株に対する信頼感は、相変わらず低い状態だ。 -- ジャスティン・マッカーシー(ギャラップ社)
6年以上も好調な株式市場が続いている訳ですが、なぜ人々は株に積極的に投資しなかったのでしょうか?ハワード・ゴールド氏(ゴールデン・エッグ・インベストメント)は、こう述べています。
株に投資していない理由は何ですか、という質問に対して、20%の人たちは株に関する知識不足を挙げた。約10%の人々は、証券業界で働く人たちが信用できない、と答えた。そして、7%の人たちは過去に起きた暴落を指摘して、株式市場は危険すぎる、と回答した。しかし、最も多い回答(53%)は、「株を買う金など無い」だった。
特に目立って減ったのは、年収が3万ドルから74999ドルのミドルクラスの人々による株投資です。2009年、このクラスに属する人たちの72%が株に投資していましたが、2016年4月、その数値は50%に大きく下がっています。ゴールド氏は、こう語っています。
株に投資するためには明るい将来を信じる必要がある。しかし、多くのアメリカ人は、明るい将来などという考えは、かなり前に捨ててしまったようだ。
ついでに、この統計も見ておきましょう。
データ: ギャラップ社
最高な長期投資は何だと思いますか、という質問に対する回答です。先ず、一番下(A)を見てください。2002年7月の調査結果です。不動産という回答は50%、株は18%、普通預金/定期預金が16%、債券は13%でした。一番上(B)が今回2016年4月の結果です。不動産は35%、株は22%、普通預金/定期預金は15%、債券は7%でした。

ゴールド氏をもう一度引用しますが、氏は今回35%だった不動産について、半分冗談でこう語っています。
ところで、不動産に対する関心度は前回の住宅バブル以来最高だ。ひょとすると、ここが天井かもしれない。
下は、ここ10年間の新築住宅販売中央価格の推移です。

データ:セントルイス連銀
住宅バブル時代の価格を既に突破し、ひょっとすると、2015年11月(矢印の部分)がピークになったかもしれません。

(参照した記事:Just Over Half of Americans Own Stocks, Matching Record Low

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