米国株式市場: 本格的な上昇はこれからだ???

米国株式市場は天井の形成中である、という意見をよく聞きます。天井付近では皆が興奮し、お祭り騒ぎとなるものですが、昨日のニュースによると、個人投資家たちは、極めて冷めた状態です。


AAIIが個人投資家たちを対象に行った意見調査によると、強気論者数が3カ月ぶりの低レベルに落ち込んでいます。下が結果です。

・強気: 22.3%(歴史的平均値 39.0%)
・中立: 47.3%(歴史的平均値 31.0%)
・弱気: 30.3%(歴史的平均値 30.0%)
強気論者数は、ここ3カ月間で最低のレベルに転落しただけでなく、歴史的平均値も下回っている状態ですから、天井付近で起きるドンチャン騒ぎからはほど遠い状態です。ということは、米国株式市場には、ここから更なる上昇に期待できるのでしょうか?

下は、マーク・ハルバート氏(ハルバート・ファイナンシャル・ダイジェスト)のブログに掲載されていたチャートです。


青い線はナスダック総合指数、オレンジ色の線は、株ニュースレターが勧めている資金の配分です。
現在の数値はマイナス26.7%だ(オレンジ色の線)。これが意味することは、ナスダック株専門のアドバイザーたちが、投資資金の26.7%を空売りやベアETFなどの弱気ポジションに割り当てることを勧めているということだ。4月にはプラス70%だったから、正に急ピッチで下落している。(マーク・ハルバート)
アドバイザーが大きく弱気に傾き、急ピッチに空売りを増やしていることは決して悲観的なニュースではありません。もう一度チャートを見ると分かりますが、このような急速な空売りの後には、強い上昇が起きる傾向があります。ハルバート氏は、こう結論しています。
逆張り思考を持つ投資家たちは、いっそう強気になっていることだろう。
スティーブ・シュガールード氏(True Wealth)も同様な見方です。
個人投資家たちは陶酔し、我先にと株を買っている状態だろうか?答えは、もちろん「ノー」だ。米国株式市場は順調に上昇しているが、投資家たちは相変わらず恐怖に包まれ、投資センチメントは中々回復できない状態だ。マーケットは天井が近い、と結論できるような状況ではない。
さて、もし株式市場がここから更に上昇となるのなら、著名投資家のカール・アイカーン氏は大きな損を出すことになります。

チャート: ゼロヘッジから
ナスダック株専門のアドバイザーたちのマイナス26.7%などという生易しい数字ではありません。上のチャートで分かるように、アイカーン氏の場合はマイナス150%、極めて大きく空売りに傾いています。

(参照した記事:Optimism Falls To A 3-Month Low

Big drop in bullishness for U.S. stocks could actually be a good sign

Stocks reach a hated extreme… Big gains ahead

With A Historic -150% Net Short Position, Carl Icahn Is Betting On An Imminent Market Collapse

コメント

VuiGSUkRM_6yNz.4CH.IHKtNBUw- さんの投稿…
ダウもS&Pも日足トリプルトップ付けて下落するかなぁと
見ているんですが、大勢が弱気or中立の場合は結構
しぶといんですよね。
出来高もそんなにないし、ショートカバーで上げているように
思いますが・・・

売り方がもう無理!となるまでしめあげられるでしょうか。
健全に(?)調整してくれないと、後ですごいドスンがきそうな気がします。
T Kamada さんの投稿…
VuiGSUkRM_6yNz.4CH.IHKtNBUw- さん

個人投資家たちは、かなり警戒心が強く、天井で見られるお祭り騒ぎがありません。こんな冷えた状態で、マーケットは天井を形成してしまうのでしょうか。どうも、いつもと雰囲気が違います。