2016年4月22日金曜日

株式市場へなかなか戻って来ない個人投資家たち

ダウ平均の長期チャートです。


金融危機で半減となったダウ平均は2009年に底を打ち、見てのとおり、その後大きく回復しました。しかしギャラップ社は、こんな意見調査結果を発表しています。


データ:ギャラップ社
「あなたは株に投資していますか?」、という質問に対する回答です。株が天井を形成した2007年、「株に投資している」、と答えた人は65%でした。金融危機、そして景気後退で株式市場は厳しい下げとなり、底打ちとなった2009年には57%の人たちが株に投資していました。最新の数値(2015年)を見てください。2009年よりも低い55%です。株式市場は順調に回復したにもかかわらず、数値は景気後退期よりも悪いのです。

年収別、年齢別に見た場合も同様な結果です。

データ:ギャラップ社

2007年、年収が7万5000ドル以上あった人たち(A)の90%(B)が株に投資していました。2015年は88%に下がっています(C)。2007年、年収が3万ドル未満だった人たち(D)の28%(E)が株に投資しており、2015年の結果は21%(F)でした。収入の高い人たちの大多数が株に投資していることは確かですが、株式市場が回復したからといって、更に多くの人たちが投資する結果にはなっていません。

2007年、18歳から34歳(G)の人たちの52%が(H)株を保有していました。2015年は49%(I)です。2007年、55歳以上(J)の人たちの65%(K)が株に投資していましたが、その数値は2015年、57%(L)に下がっています。

ギャラップ社のジャスティン・マッカーシー氏は、こう結論しています。
近年、米国株式市場は大きく伸びたが、個人投資家たちは株式市場へ戻って来なかった。金融危機で株投資家たちが巨額な富を失ったことを考えれば、これは当然のことかもしれない。株は極めて危険な物、と人々は結論し、株以外の物へ資金は向かったようだ。

(参照した記事:Little Change in Percentage of Americans Who Own Stocks

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