現在強気なのは愚かな資金?

マーケットに、大きな動きがそろそろ起きる可能性があります。下は、ボラティリティ指数の日足チャートです。


先日書いた、ボリンジャー・バンド・スクイーズが起きています。先ず、簡単に復習です。

下は、アップルの日足チャートにボリンジャー・バンドを入れたものです。
ボリンジャー・バンド・スクイーズというのは、バンド幅が狭くなっている部分です。AとBの部分が、それに相当します。上限バンドと下限バンドが接近し、スクイーズと呼ばれる収縮現象が起きています。スクイーズが注目される理由は、スクイーズの後には大きな値動きが発生する傾向があるためです。Aの場合は大幅下落、そしてBの場合はスクイーズ後に反発ラリーの展開となっています。

ボラティリティ指数の日足チャートを、もう一度見てみましょう。


二本の矢印で示したように、上限バンドと下限バンドが接近し、ボリンジャー・バンド・スクイーズが起きています。繰り返しますが、スクイーズの後には大きな値動きが訪れる傾向があるため、スクイーズは多くのトレーダーに注目される現象です。

ボラティリティ指数とマーケットは逆関係にあります。


黒い線がボラティリティ指数、赤い線がS&P500指数です。見てのとおり、ボラティリティ指数が下降する状況ではS&P500指数は上昇し、それとは反対に、ボラティリティ指数が上昇する場面ではマーケットは下降します。

さて、今回起きているバンド・スクイーズは、どちらの方向へブレイクするでしょうか?ボラティリティ指数には「恐怖指数」という異名があり、投資家たちが超強気のときは低数値を示し、投資家たちが超弱気な場合は高数値に跳ね上がります。上のチャートで分かるように、現在のボラティリティ指数は低数値ですから、投資家たちは超強気であり、マーケットに対して大きな不安を感じていない状態です。

気になることがあります。

チャート:sentimentrader.com
青い線は、「賢い資金」と呼ばれるヘッジファンドや機関投資家などの心理状態、そして赤い線は、「愚かな資金」と呼ばれる個人投資家たちの心理状態です。

1と2で示しましたが、1月と2月のマーケットの安値圏で強気だったのは「賢い資金」です。現在の様子を見てください(3)。マーケットは2月の安値から順調に回復し、この高値圏で強気になっているのは「愚かな資金」と呼ばれる個人投資家たちです。言い換えると、今日のマーケットで積極的に買っているのは個人であり、賢い資金は買っていません。

ボラティリティ指数にはスクイーズが発生し、大きな値動きが起きる可能性が示唆されています。現在強気なのは「愚かな資金」であることを考えると、マーケットの次の動きは、比較的大きな下げになりそうな気がします。

コメント

K.egi さんの投稿…
ブログ再開ありがとうございます。日本の個人投資家です。先日日本でジョン・ボリンジャー氏のセミナーに参加し習った手法を使ってみたところ、バンド幅が狭くなっており近いうちに大きな動きが示唆されていると考えました。

今回のブログがほぼ同じテーマなので質問させていただきたいのですが、その動きが起きる時期を予想する方法あるいは確認する方法は何かございますでしょうか❓
amelie さんの投稿…
こんにちは
今日の記事を拝見してやはりテクニカルでは下げの可能性が高いのではと考えています
まだ、最後の下げの波動が残っているようにしか考えられないので。。。
もうすこし様子をみてみます
T Kamada さんの投稿…
K.egi さん

こんにちは。コメントありがとうございます。

残念ながら、動きが起きる時期を予想する方法は無いようです。実際にブレイクが起きるのを待つしかないようです。
佐波めぐみ さんの投稿…
はじめまして。
分かりやすい図表を織り交ぜての解説に感謝します。

4/20 VIX指数は低値12.5を示し、ボリンジャーバンド▲1σに近接?
今後のマーケットの動きに注意したいと思います。
T Kamada さんの投稿…
佐波めぐみ さん

はじめまして。
コメント有難うございます。

好調なマーケットが続き、ダウ平均は50日移動平均線が200日移動平均線を上抜けてゴールデンクロスが起きました。ご指摘のように、VIXは低レベルで推移していますから反落に
注意したいと思います。