ファンダメンタルズでは買えないがテクニカルでは買える!?

銅の大手フリーポート・マクモランが16.62%の大幅上昇です。

ヤフー・ファイナンス
なぜ買われているのだろう、とニュースを調べてみると、こんな記事が出てきました。

Why Freeport-McMoRan Is the Worst Stock in the World(なぜフリーポート・マクモランは世界で最悪な株なのか)

大幅上昇している日に発表という皮肉なタイミングの記事ですが、最悪である理由の一つとして、こんなことが挙げられています。
2015年7月、エコノミスト誌は商品市場の「グレート・ベアマーケット入り」を表明した。銅は商品市場のバロメーターとして知られ、フリーポート・マクモランは世界最大の銅生産会社だ。2014年以来、銅価格は50%を超える下げとなり、フリーポート・マクモランの株価は71%の大幅下落だ。この基調は今年に入っても続いている。下げの止まらない銅価格を受けて、フリーポート・マクモランは減配を発表した。減配は経営の苦しさの表れであり、投資家たちのフリーポート・マクモラン株離れがいっそう進むことになるだろう。
記事はザ・ストリートに載っていたものですが、同サイトには「フリーポート・マクモランの株価は倍になりそうだ」、という強気記事も掲載されています。
銅価格が生きている兆候を見せ始め、フリーポート・マクモラン株にも新たな底値拾いが始まっている。大幅上昇が期待できそうだ。
買える理由として、二つのチャートが掲載されています。

ザ・ストリート
上は銅のETFです。
・ 長い低迷が続いていたが、銅価格は50日移動平均線を越えた。
・ 売り圧力と買い圧力を判断するのに役立つオン・バランス・ボリュームには底形成の様子が見られる。
・ 11月から1月にかけて、モメンタム指標には強いダイバージェンスが起きている。
そして下が、フリーポート・マクモランの日足チャートです。

ザ・ストリート
下降する移動平均線で分かるように、トレンドは相変わらず下げ方向です。しかし矢印が示すように、株価は安値圏で横ばい状態ですが、オン・バランス・ボリュームとモメンタムの二つは既に上げ方向となり、買いシグナルであるダイバージェンスが起きています。記事を書いたブルース・カミチ氏は、「好転する状況を考えると、株価は10ドルまで上昇する可能性がある」、という見方をしています。

世界的な経済の低迷、特に中国を考えるとフリーポート・マクモランを買うのはまだ早すぎるという意見が大勢ですが、テクニカル指標からは買いシグナルが発せられている状況です。

(情報源:Why Freeport-McMoRan Is the Worst Stock in the World

Down From the Depths, Freeport-McMoRan Could Double

コメント

amelie さんの投稿…
こんにちは
やはり、まだ、ベアトレンドですね。。。
日本もマイナス金利になると、ヨーロッパのように預金もへるのでしょうか?
アメリカでもまだ、ベアトレンドという見方が主流でしょうか?

T Kamada さんの投稿…
amelie さん

大幅に下落するヨーロッパの主要銀行の株価は、いかにマイナス金利が苦しい状況を作っているかということが顕著に表れていると思います。

米国は金利が上昇するから国債は避けるべき、と多くのアナリストが言っていましたが、実際にはそんなことは起きず、少しでも良い利回りを求める海外からの資金が米国債へ向かっているようです。

日本はどの程度預金が減るかということですが、これは消費者が、どの程度まで我慢できるかにかかっていると思います。預金したらマイナス金利で10%も取られてしまうという話なら直ぐに預金は減ることでしょうが、微々たる金額なら安全な銀行へ金を預けたままにするのではないでしょうか。

米国はベアマーケットに入った、と宣言する人は少数派です。ベアマーケットに入ることを心配している人たちが多い、というのが現状と思われます。
アオ健 さんの投稿…
いつも大変参考になるコメントありがとうございます。
私も仕事がら、商品市況と資源株を25年ほど見ておりました。
大きなサイクルが現在終わろうとしているわけですが、過去の経験からすると「ぺんぺん草も生えないような状況」がしばらく続くと考えています。
まさにファンダメンタルズからの考えでは買えないですよね。
でも商品市況はショートスクイズが起こりやすい市場であり、過去に何度も目にしました。
テクニカル的に買えるのはこういったところでしょうね。
実際に株価目標が10ドル程度と控えめですもんね。

T Kamada さんの投稿…
アオ健 さん

すばらしいコメントありがとうございます。感謝します。