好調な金、ここからは積極的にガンガン買っていける?

最近、投資家たちに人気なのは金(ゴールド)です。

データ: ETF.com
 上の表には、2月18日から2月24日までの間に、資金が最も流入したETFのトップ10が示されています。見てのとおり、第1位は金のETF、そして下が日足チャートです。


短期トレンドを示す20日移動平均線(A)、そして中期トレンドを表す50日移動平均線(B)は明らかに上昇し、短期、中期の両トレンドは上げ基調です。200日移動平均線(C)も、やや上向きになり始め、いよいよ長期トレンドもアップトレンドに転換しそうな兆しが見えています。

金は完全に底を打った。ここからは積極的に買っていくべきでしょうか?先週のブログに、リチャード・スミス氏(TradeStops)は、こんなチャートを掲載しています。

チャート:TradeStops
2013年から現在までの、10%を超える金の上昇ラリーが示されています。今回は既に+14.0%ですから、以前3回の上げ幅を考慮すると、上げはそろそろ終わり下げが再開される、と結論したくなります。

スミス氏は建玉状況を見ることを勧めているので、さっそく見てみました。

チャート: finviz
金の日足チャートです。建玉状況で注目したいのは、スマートマネー(賢い資金)と呼ばれるコマーシャル(緑色の線)です。四角で囲った1、2、3が重要な底、そして1、2、3の上昇する矢印で分かるように、コマーシャル(当業者)は底が形成される前に着実に空売りを手仕舞っています。

現時点(5)では、天井となった4と同じ現象が起きています。下降する4の矢印で分かるように、コマーシャルは空売りポジションを増やし、この4の天井では大量な空売りポジションを抱えています。これと反対なのは大口投機家(A)です。上昇する赤い線が示すように、大口投機家は金価格の上昇とともに金の買いポジションを増やし、4の天井付近では目一杯買い込んだ状態でした。

現時点の5を見てください。4の時のように、大口投機家は、大量な買いポジションを保有(B)しています。それとは反対に、コマーシャルは着実に空売りポジションを増やし、4の時のようにやがて訪れる可能性がある下げ相場に備えています。言い換えると、大口投機家は底で弱気になり、天井で最も強気になります。コマーシャルは安く買って高く売るを実践しています。

ということで、現時点での金の買いは要注意です。もう一度、上のチャートを見てください。過去3回の例で分かるように、コマーシャルと大口投機家が接近し、接触しそうになったところが金の底になっています。

(参照した記事: Gold rally – is it different this time?

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