2016年2月23日火曜日

ニューヨーク証券取引所の空売り残はほぼ史上最高、しかし

チャート: ゼロヘッジ
上のチャートで分かるように、ニューヨークに上場されている株の空売り残が、リーマンショック直前に記録された史上最高のレベルに迫っています。これは何を意味するのでしょうか?今朝のブログで、ライアン・デトリック氏(LPLファイナンシャル)は、こんなことを指摘しています。

1月末における、ニューヨーク証券取引所の空売り残が180億株を超え、2008年7月のレベルにほぼ達した。ご存知のように、2008年の場合は金融危機という最悪な事態が訪れ、空売りをしている人たちの判断は正しかった。とうぜん疑問になることは、今回も空売りが正解となるだろうか?
多くの人たちはニュースの見出しに注意を払うが、この事実は報道されていない。下のチャートを見てほしい。
チャート: デトリック氏のブログから
米国に存在する証券取引所はニューヨークだけではない。上のチャートには、米国に存在する全ての証券取引所における空売り残が示されている。現在ある空売り残は約230億株だ。たしかに大量な数字だが、2008年7月に記録されたレベルを15%下回り、現在の空売り残はほぼ史上最高のレベルだ、と結論することはできない。
デトリック氏は、もう一つ興味深いチャートを紹介しています。

チャート: デトリック氏のブログから
全米に存在する浮動株の何パーセントが空売られているかが示されています。見てのとおり、現在のレベルは2008年のレベルから遠く離れています。デトリック氏は、こう結論しています。

現在の空売り残が、金融危機直前に記録された史上最高の数値にほぼ達している、という報道は誤解を招きやすい。実際に調べて分かったことは、現在の状況は2008年7月と同じだと結論できるような状態ではない。更に、現状は報道されているような深刻な事態であるとも思われない。

(情報源:NYSE Short Interest Nears Record, Pre-Lehman Level

Is NYSE Short Interest Flashing a Major Sell Signal?

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