自分の好きなもの、性格に合ったものだけをトレードすること

ブライアン・シャノンという株トレーダーがいます。


6万4400人という大勢の人にフォローされ、間違いなくトレーダーたちに人気のある人です。シャノンさん自身は米株とETFのトレーダーであり、アルファ・トレンズという有料サイトを経営しています。有料なので全てを見ることができませんが、二日前のブログが興味深かったので、さっそく紹介したいと思います。

購読者のために、シャノンさんは動画を毎週配信しています。一週間のマーケットを振り返って色々なチャートを解説する訳ですが、その中には金のチャートも入っていました。しかし、シャノンさんは、2014年末に金の解説をやめました。その理由は8つあるのですが、その中から3つ紹介します。

先ず、シャノンさんのトレード・スタイルに合わない金の毎日の値動きです。

チャート:シャノンさんのブログから 
上は金のETFの日足チャートです。見てのとおり、いたるところに窓(ギャップ)があります。原因は、海外市場からの影響です。米国のトレーダーが眠っていても、アジアやヨーロッパの市場は開いているわけですから、海外市場で金が上昇なら、翌日の米国金市場は窓を開けての上げでスタートします。シャノンさんは数日間にわたって株を保有するトレーダーですから、こう頻繁に窓が開いたのでは、うまくリスク管理をすることができません。

「私はトレーダーだ。経済学者ではない。」 これは、シャノンさんの金の値動きに関する率直な気持ちです。
米株をトレードする方がずっと楽だ。金の場合は海外の政策、為替、金利などといったことが複雑にからんでくる。
相場の動きを読むことが好きな人なら、金は面白い市場だと思います。しかし、トレードを出来る限りシンプルにしたいシャノンさんにとって、金相場は考慮しなければならない要素が多すぎです。

もう一つの理由は、シャノンさんは金の価値を認めていません。
私はドルが好きだ。ドルを使うことで投資もでき、自分の人生を豊かにする経験をすることもできる。しかし、私には金貨を持っていたことで人生が楽しくなる経験をしたことはない。金はビットコインやダイヤモンドと同じだ。
シャノンさんは100%正しい、などと言うつもりは全くありません。シャノンさんがトレーダーとして成功した原因の一つは、嫌いなものには手を出さず、自分の好きなものだけをトレードしているからです。

シャノンさんはブログの中で、「金の好き人は悲観論者が多いようだ」、と書いています。要するに、「こんな悲観論者が多く集まるものは俺の性に合わない」、と言っている訳です。最近、金の大幅上昇が話題になっていますが、性に合わないものを上手くトレードすることなど無理ですから、シャノンさんは今日も金は無視です。

(情報源:Why Is It So Hard To Believe That I Don’t Care About the Price of Gold?

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