二番目の底が一番目より低いダブルボトム

反発が来るのを待っていた。 -- スコット・ブラウン(レイモンド・ジェームズ)
続落が心配されたマーケットですが、S&P500指数は一転し、昨日の下げをほぼ帳消しにする強いラリーが展開されています。


上はS&P500指数の日足チャートです(木曜のマーケット終了1時間前時点)。ブラウン氏が言うように、多くのトレーダーは、反発が来るのを待っていました。理由は、S&P500指数がサポートレベル(A)に接近していたこと、それにストキャスティクスが示すように(矢印の部分)、マーケットは売られすぎであったためです。更に、「持ち株を全て売れ」、「マーケットは70%を超える大幅下落になる」、といった極論がマーケット関係者たちからも発表され、投資心理は冷え込んだ状態でした。言い換えると、皆が皆売りに傾いていましたから、そろそろ空売りの買い戻しが起きそうな状況でもありました。

残念ながら、急用のため午前中のマーケットをほとんど見ることができなかったのですが、今朝のマーケットには株の教科書に出てくるようなパターンが形成されています。下はS&P500指数の5分足チャートです。


結論から先に言うと、1、2と数字を入れましたが、これは二番目の安値が1番目の安値より低いダブルボトム(二番底)の買いパターンです。

1は単なる安値ではなく昨日の安値です。今朝の寄付き直後、S&P500指数は売りシグナルとなる昨日の安値を割りました。Aを見て下さい。これはRSI(相対力指数)ですが、S&P500指数とは反対に上昇し、一転反発の可能性を示すダイバージェンスが起きています。買い出動はB、既に割ってしまった1の安値を上回った時点で行います。

その次の買いチャンスはCの高値を越えたDです。Cの高値を突破することでダブルボトム形成が確認されますから、多くの株の本はCの高値突破で買うことを勧めています。BとDの買いチャンスを逃した人たちは、Cの高値がテストされたEで買ったことでしょう。これも多くの株の本に書かれていることですが、株価には上放れた場所に戻って来る習性があり、この戻りが買いチャンスになります。

つまらぬ理屈を書き並べてしまいました。急用だったので仕方ありませんが、今朝はマーケットを見ることができず、なんとなく調子の狂った一日となってしまいました。

コメント

amelie さんの投稿…
ありがとうございました。
参考にさせていただきます。
本当に勉強になります。 2月に一目のテクニカルがクロスするのでそのあたりから参戦しようと思っています。。。もう一度下げてその後ぐらいからでしょうか。。
T Kamada さんの投稿…
amelie さん

チャートをツイートしたのでご参照ください。

https://twitter.com/Kamada3/status/687886443411189760
amelie さんの投稿…
ありがとうございました
アメリカでは、今現在金に投資するのがいいと思っているのですか? テクニカル的には、ダウも日経も今年の秋ぐらいまでは上がると思っているので秋ぐらいから金に参戦しようとおもっています
T Kamada さんの投稿…
amelie さん

金の買い推奨が主流となった、という状態ではないです。先日読んだ記事には、アナリストたちの金に関する意見はまちまちで、買い推奨が優勢、売り推奨が優勢といったように、どちらかの意見が圧倒的に勝っているといった状態ではありません。過去20年間の季節性を見た場合、金の先物は1月に底を打って2月末まで上昇する傾向があります。季節性チャートはここを参照ください。http://charts.equityclock.com/gold-futures-gc-seasonal-chart