S&P500指数に連動するETFは重要なレベルに接近中

先週のS&P500指数はマイナス3.79%という冴えない結果でした。買い手にとっては面白くない一週間でしたが、ベアたちは喜んでいます。下は、S&P500指数に連動するETFの日足チャートです。


矢印を入れましたが、金曜のローソク足を見てください。50日、100日、150日、そして200日移動平均線の全てを割っての終了です。それぞれの移動平均線付近がサポートになる、という期待はことごとく破られ、買い手にとっては散々な1週間でした。

金曜の取引は201ドル88セントで終わった訳ですが、多くのトレーダーは200ドルに注目しています。もう少し正確に言うと、サポートライン、値戻しレベル、それにVWAP(ブイワップ、出来高加重平均価格)などからは、200ドル付近がサポートになる可能性があることが示されています。

先ず、サポートラインです。


ほぼ200ドルに走る、古いレジスタンスラインがサポートになる可能性があります。1はブレイクアウトの失敗、2がブレイクアウト成功です。(このローソク足は2日分が一本になっています。)

次は値戻しレベルです。


8月24日の安値から11月3日の高値で計算すると、38.2%の値戻しレベルが200ドル50セント付近に位置しています。


9月29日の安値から11月3日の高値で測定すると、199ドル30セントあたり(ほぼ200ドル)に50%の値戻しレベルが走っています。

二つ一緒に入れたものですが、200ドル付近がサポートゾーンになっていることが分かります。


次はVWAP(出来高加重平均価格)です。


大きく崩れた8月24日を出発点としてVWAPを引くと、矢印で分かるように、200ドルが現在のVWAPの位置です。(VWAPがトレーダーに注目される理由は、機関投資家が買いを入れる場合、VWAPが基準として使用されるためです。)

様々なものが200ドルに重なり、そこがサポートになる可能性が高いと判断できますが、反対に言うとこうなります。200ドルを割るようなら、失望売りの殺到です。

ジャンク債市場の混乱が大きく報道され、著名人が「本格的な殺戮がこれから訪れる」、と発言しています。株式市場はジャンク債市場を追う、という見方が多いですから、多数のトレーダーは200ドル割れを予想していると思われます。

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