アナリストが強く勧める株は買わない方が良い??

「そんなこと知ってたよ」、と言われる人もいると思いますが、ウォール街のプロが勧める株の成績は今年もパッとしませんでした。ブレット・アレンズ氏(コラムニスト)は、こう書いています。
高度な訓練を受け、そして高額な年収を得ているウォール街の専門家たちによって今年の開始時に強く推奨された銘柄の成績は、無作為に選ばれた銘柄の成績を下回った。更に、専門家たちが推した銘柄は、専門家たちが避けるべきだと言った銘柄の成績を大きく下回った。

トムソン・ロイターとファクトセットによると、今年1月に最も強く推奨された10銘柄の今年ここまでの成績は、配当金を含めても7%の下落となっている。その一方、アナリストによって最も悪い採点がされた10銘柄は3%の上昇だ。(今年ここまでのS&P500指数は±0%。)
2008年以来、アナリストが最も勧めるS&P500指数に属する10銘柄に毎年投資したとすると、今日現在あなたには61%の利益が出ている。それは悪くない、と思うかもしれないが、それとは反対にアナリストが最も低い評価をしている10銘柄に毎年投資した場合の利益は+180%だ。(同期間のS&P500指数の成績は+67%。)
約3倍もの違いがあるのですから単純に結論すると、株で儲けたければアナリストに嫌われている株を買え、と言うことができます。

グーグルに早速アクセスして、「2016年に避けるべき株」で検索してみました。色々な銘柄が出てきましたが、来年も原油価格は回復しそうにないので、石油会社シェブロンを避けるべきだという意見があります。実は、私はシェブロンについて間違った見方をしていたので、この株はよく覚えています。


上がシェブロンの日足チャートです。ヘッド・アンド・ショルダーズの売りパターンだと思いました。たしかに、株価はネックラインを割りましたが目標の76ドルに達することはなく、ネックラインの上にまた戻ってしまいました。


シェブロンの日足チャートに、トレーダーや投資家に広く使われている二本の移動平均線を入れたものです。移動平均線のクロスは確かな売買シグナルではありませんが、50日移動平均線が200日移動平均線を上抜けそうな様相です。もし実際にそうなれば、多くの人が「ゴールデンクロスだ!」、と叫ぶことでしょうから、一時的な買い人気となる可能性があります。

資料: フィデリティ

上は、独立系リサーチ会社によるシェブロンの推奨状況です。買い推奨(Buy)を出している会社は一社もありませんから、正にシェブロンは避けられている状態です。

ツイッター株も嫌われています。

資料: フィデリティ

0が極めて弱気、10が極めて強気を示し、8社のアナリストによる平均値は1未満の超悲観的な数値です。正にこれ以上悪くなるのは難しい状態ですから、少しでも良いニュースが出ようものなら、買いを集めやすい状態と思われます。下がツイッターの日足チャートです。


矢印を入れましたが、冴えない株価を反映して、空売り残高が大きく増えています。繰り返しになりますが、もし少しでも良いニュースが出ようものなら空売りの買戻しが殺到し、強力な反発ラリーが起きる可能性があります。

(参照した記事:Wall Street’s experts botched stock picks in 2015 – again

5 Stocks to Avoid in 2016

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