こんなに資金が流入、しかし相変わらず低迷の金鉱株

今朝ツイートした金鉱株のETFについて少し書きたいと思います。

資料: ETF.COM

上の表には、11月24日から11月30日までの間に、資金が最も流入したETFのトップ10が示されています。第1位は43億2207万ドルに及ぶ資金の流入があった金鉱株のETF、Market Vectors Gold Miners(GDX)です。

43億2207万ドルという流入額が信じられなかった理由を説明します。

資料: ETF.COM
9月1日から11月27日までの、このETFへの資金の流入と流出状況です。単位は100万ドルですから、100は1億ドルを示します。見てのとおり、1億ドルに達したことは一度もなく、多くてもせいぜい6600万ドルです。

下は、今年1月1日から8月31日までの様子です。

資料: ETF.COM
矢印を入れましたが、1月に流入額が1億ドルを3回超えています。1月14日には2億ドルを突破しましたが、その後そんな事は一度も起きていません。こんなETFに43億2207万ドルもの資金が流れ込んだのですから、正に驚きであり信じることができません。

下が日足チャート、今年の様子です。


下降する200日移動平均線で分かるように、長期的なトレンドはダウントレンドです。底を形成しているようだから少し買ってみよう、といった程度の気持ちにはなれても、ここで積極的に買う気にはなれません。個人投資家が熱狂的に買うのは上昇基調にある強い株であり、このように安値圏で低迷しているETFは避けられるのが普通です。繰り返しになりますが、こんなETFに43億2207万ドルもの資金が流入したのですから不思議です。

月足チャートを見てみましょう。


Aの矢印で分かるように、明確なダウントレンドです。しかしBとCを見てください。Bはバランス・オブ・パワーですが、ETF価格は下落が続いているにもかかわらず、買い圧力を示す緑の線が2013年の秋頃から続出しています。CはMACDです。ETF価格は冴えない状態ですが、こちらの方は既に上昇が始まり、一般的に買いシグナルと解釈されているダイバージェンスが起きています。ダイバージェンスが起きているから、そろそろ上昇が始まると解釈するのは間違いではありません。しかし、一時的に下げ止まってしばらく横ばい、そして再下落ということもあるので注意が必要です。

もう一度、日足チャートを見る前に上昇するウェッジの説明です。

下辺割れが売りシグナルです。


見てのとおり、売りパターンである上昇するウェッジが日足チャートに形成されいます。Aの下辺割れで売り、目標は13ドル付近に走るサポートライン(B)です。ということで目先的には売りシグナル待ち、そしてサポートライン付近に達したところで買ってみようといった状況です。

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