2015年12月17日木曜日

米国の経済回復は終わった?米国株式市場は天井??

これには少し驚きましたが、12月10日から12月16日の間に資金が最も流入したETFはエネルギー株のETFです。

データ: ETF.com
上の表に示されているのが、資金の流入が最も多かったETFのトップ10です。四角で囲みましたが、エネルギー株のETF、Energy Select SPDRには正味で12億7255万ドルの 資金が流れ込み第1位となりました。

データ: stockcharts.com
上は、今年ここまでの各セクターの成績です。矢印を入れましたが、最も成績が悪いのはマイナス20.85%のエネルギー・セクターです。最近1週間で資金を最も集めたETFはエネルギー株のETFですから、投資家たちは逆張りを突然好むようになったのでしょうか?

エネルギー株のETFが買われた理由を考えてみました。

・ 季節的な要因

12月はタックス・ロス・セリング(tax-loss selling)が起きることで知られています。(tax-loss selling: 節税を目的に損が出ている株を売却すること) 上のチャートが示すように、今年一番成績が悪いのはエネルギー・セクターですから、多くのエネルギー銘柄がタックス・ロス・セリングの対象になっていることでしょう。

投資方法の一つに、タックス・ロス・セリングの対象となっている株を買うというやり方があります。狙いとなるのは今年20%を超える大幅な下げとなっている株です。このような株はタックス・ロス・セリングで12月に売られ過ぎとなり1月に買われる傾向があります。ということで、来月の反発に賭けてエネルギー株のETFが買われた可能性があります。

・ 米国株式市場の天井の可能性

データ: stockcharts.com
上のチャートには、各段階で、どのような株に投資するべきかが示されています。株式市場の天井、そして経済が完全に回復(A)した状況で有利なのはエネルギー株(B)です。ここ1週間でエネルギー株のETFに資金が最も流入したということは、多くの投資家が米国の経済回復はほぼ終わった、そしてマーケットは天井であると判断した訳です。

0 件のコメント: