株を積極的に売却している機関投資家たち

資料: CME
FOMCまで、あと六日となりました。FF金利の先物によると、16日のFOMCで金利が引き上げられる確率は87%です。では、実際に金利が引き上げられた場合、私たちは、どんなものを中心に投資したらよいのでしょうか?下は、ドイツ銀行のアナリストの見方です。

・ 金利の追加引き上げは、ゆっくりと徐々に行われることが予想されるため、長期国債の利回りの上昇もおだやかなものになる。そして、ドルの上昇も、ゆっくりとしたものになるだろう。急激に金利が上昇しない限り、株は金利引き上げに耐えることができる。
・ ヨーロッパの金利も米国を追って上昇に向かうだろう。特に、経済の回復が見られるようになれば、欧州中央銀行は量的緩和の縮小を示唆することだろう。
・ 2016年は、基本的にドル買い、ユーロの空売り。
・ 新興国市場の株は下落が続く。しかし、割安感が出始めるため、下げ幅は限られたものになる。
・ 商品市場の低迷は2016年も続く。原油は供給の調整があると思うが、供給過剰は2017年まで続く。
・ 米株の場合、最も有望なのはヘルスケアと大型ハイテク株だ。資金の配分を少な目にしたいのは、エネルギーと資本財だ。
ということで、ドイツ銀行のアナリストは来年の米株に対して慎重な楽観姿勢ですが、米国株式市場の大幅下落を予想している人たちがいることも事実です。利回りの高いジャンク債、そして輸送株が株式市場の先行指標になると一般的に言われますが、両者からは危険シグナルが出ています。先ず、ジャンク債とS&P500指数(大型株指数)の比較です。


黒がS&P500指数、赤い線がジャンク債のETFです。見てのとおり、先行指標であるジャンク債は既に安値を更新しています。「株式市場がジャンク債を追って、大きな下落に転じるのは時間の問題だ」、と一部のマーケット関係者は語っています。


(黒がS&P500、赤は輸送株のETF。)

矢印を入れましたが、輸送株は9月の安値を既に割っています。

下のチャートを見てください。

チャート:ゼロヘッジから
米株への投資姿勢です。(Aは機関投資家、Bはヘッジファンド、Cは個人投資家。単位は10億ドル。)

0より下は、株の売り金額が買い金額を上回っていることを示します。見てのとおり、機関投資家たちによる売りが加速しています。依然として、個人投資家はゼロより上、買い姿勢が続いています。

(参照した記事: Nickさんのツイート1

Nickさんのツイート2

Guess What Happened The Last Time Junk Bonds Started Crashing Like This? Hint: Think 2008

Institutions Dump Stocks For Fifth Consecutive Week; Record Selling Capitulation Hits Industrials

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