株トレードの本に関する話

11月最後の週末です。今年のマーケットも、あと1カ月を残すのみとなり、気合を入れている人も多いことでしょう。私は残りの1カ月を使って、トレードや投資に関する本を何冊か読んでみたいと思っています。では、どの本を読むべきでしょうか?トレード歴30年のベテラン、ブライアン・ランド氏は、こんな本を勧めています。


 『ウエンスタインのテクニカル分析入門――ブルでもベアでも儲けるプロの秘密』 スタン・ウエンスタイン著: 底形成期、上昇期、天井形成期、下落期という重要なコンセプトが、この本の中で紹介されている。
『私は株で200万ドル儲けた』 ニコラス・ダーバス著: ダーバス氏はプロのダンサーだ。世界中を公演する合間に投資をして、こんなに大きな利益を上げることに成功している。それも、今日のようにインターネットやスマートフォンの無い時代に達成したのだから、とにかく驚きだ。氏の作り上げた「ダーバス・ボックス」という投資手法は今日のマーケットにも応用できる確固たるトレードスタイルだ。
『Japanese Candlestick Charting Techniques(ローソク足チャートのテクニック)』スティーブ・ニソン著 (この本は日本語に翻訳されているか分かりませんが、『スティーブ・ニソンの「ローソク足のツボ」』というDVDが日本で販売されています。: 米国では多くのローソク足に関する本が出版されているが、基盤にあるのはニソン氏の本であり、ローソク足を学ぶならこの一冊で十分だ。(ローソク足は日本で生まれたものですが、アメリカ人の目から見たローソク足を学ぶことができるので、これはなかなか良い本だと思いました。)
『ピット・ブル』 マーティン バジー シュワルツ著: とても古い本だが、自分のトレード・ルールに徹したトレーダーのプロセスと思考が示された良書だ。

これにはやや驚きましたが、ランド氏は避けるべき本として、アレキサンダー・エルダー著の『投資苑』を挙げています。私はトレードを始めた頃、『投資苑』を読み、エルダー氏が提唱する複数の時間軸の分析に興味を覚えました。言い換えると、トレードをする前に、長期チャート、中期チャート、短期チャートを見るようになったのはこの本のおかげです。しかし、なぜランド氏は『投資苑』を嫌っているのでしょうか?下が氏の説明です。
うすうす感じていることだが、エルダー氏は実際のトレードで儲けるより、トレードに関する本の出版やトレード・セミナーから得る収入の方が多いと思う。エルダー氏の教える複数の時間軸の分析は、極めて初歩的なものだ。
では、複数の時間軸を使ったトレード方法に関する本では、どれがお勧めでしょうか?ランド氏が絶賛するのは、ブライアン・シャノン著の『Technical Analysis Using Multiple Timeframes(複数の時間軸を使ったテクニカル分析)』です。私もこの本を読みましたが、確かに良書であり、これを読めば『投資苑』を読む必要は無いと思います。シャノン氏の手法の基礎になっているのは『ウエンスタインのテクニカル分析入門――ブルでもベアでも儲けるプロの秘密』です。ということで、ウエンスタイン氏の著書を、もう一度読んでみることにします。

(参照した記事:20 BOOKS EVERY TRADER SHOULD KNOW ABOUT.)

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