米株とロシア株、今週はどちらの成績が優秀だった?

米国株式市場のバロメーターであるS&P500指数の今週の成績は+3.27%でした。業種別に見た場合、今週最も好調だったのはナイキが属するフットウェア株指数の+9.04%、そして最も低迷したのはマイナス3.70%の海運株指数です。

ETFで特に今週目立ったのは10.29%の上昇となったロシア株のETF、iShares MSCI Russia Capped ETF (ERUS)です。日足チャートを見てみましょう。


先ず分かることは、13ドル75ドル付近にレジスタンスライン(A)が走っています。言い換えると、このラインの突破が買いシグナルです。

入れた3本の移動平均線を見てください。上から200日(赤)、20日(緑)、50日移動平均線(青)になり、どれもなだらかに上昇しています。もちろん、本当のアップトレンドでは移動平均線は上から20日、50日、200日の順番に並びますから、現時点ではまだ本当のアップトレンドではありません。

上昇する移動平均線以外にも矢印の方向で分かるように、切り上がる安値が、このETFに強さが現れ始めたことを示しています。

下は週足です。


Aが現在挑戦中の、13ドル75セントに走るレジスタンスラインです。MACDを見てください。10月になりますが、MACDラインがシグナルラインを上抜けて(B)、買いシグナルとなるゴールデンクロスが起きています。

下は、週足チャートにオン・バランス・ボリュームを入れたものです。


買い圧力の増大を示すブレイクアウト(1)が起きています。言い換えると、オン・バランス・ボリュームに追従して、ETF価格はレジスタンスライン(A)を突破する可能性があります。

下は、ロシア株のETFと原油の比較です。


黒い線がロシア株のETF、赤が原油です。見てのとおり、原油安がロシア株を売る材料になっていたのですが、矢印を入れた最近の様子を見てください。原油は相変わらず下げていますが、ロシア株は逆に上昇しています。投資家たちは原油安を気にしないでロシア株を買っているということは、多くの投資家が原油の底打ちは近いと見ているようです。

コメント

Porter Cat さんの投稿…
最初の日足チャートでは上にブレイクしていないので、まだ確実に”買い”ではないということですよね?
また、最後では原油とロシア株の相関が崩れてきたということで、これまでの値動きを見ると原油にロシア株が追随する形と思えるのですが、これらを踏まえると”上にブレイクしなかったら自信を持ってロシア株を売る”というのが良策の一つでしょうか?

カマダさんならこれを見てどうトレードするのか率直な意見が頂ければと思います。
T Kamada さんの投稿…
Porter Catさん

>最初の日足チャートでは上にブレイクしていないので、まだ確実に”買い”ではないということですよね?

ご指摘のとおりです。買いはレジスタンスラインの突破で行います。現時点では、まだ買い出動していません。

>上にブレイクしなかったら自信を持ってロシア株を売る”というのが良策の一つでしょうか?

そういう見方もあると思います。私は、ロシア株は底の形成中の可能性があると見ているので、今は売ることを考えていません。歴史的に見た場合、原油は12月から2月にかけて底打ちとなる傾向があるので、これもロシア株を買う材料になりそうだと思っています。