ベテラン・アナリストが語る10のトレードルール

テクニカル分析のベテラン、ジョン・マーフィー氏が勧めるテクニカル・トレード10のルールを紹介します。

ジョン・マーフィー氏
1、トレンドの把握: 先ず、週足や月足の長期チャートを見て全体的なトレンドをつかむこと。日足や60分足、15分足などの短期チャートの分析は、長期チャートの分析が済んでからだ。短期的なトレードをする場合でも、トレードの方向は中期、長期トレンドと同方向にすることが好ましい。

2、トレンドをつかみトレンドに乗る: トレンドには長期、中期、短期の三つがある。トレードをする前に、どのトレンドに乗るかを決めてほしい。もし中期トレンドに乗る場合なら週足と日足チャートを使い、デイトレードのような短期トレードの場合は日足と日中足チャートを用いる。重要なことは、長い時間軸のトレンド方向に合わせてトレードすることだ。

3、サポートレベルとレジスタンスレベルの把握: 買いはサポートレベルの近くで行い、売る場合はレジスタンスレベルの近くで行うこと。

4、調整幅の把握: 株は一直線に上がることはなく、必ず一時的な下げが起きる。下げている場合も一直線に下げることはなく、必ず一時的な戻しが起きる。一般的なのは半値戻しであり、38.2%、61.8%のフィボナッチ・リトレースメントの値戻しレベルにも注意を払いたい。

5、トレンドラインを引く: トレンドラインは最もシンプル、そして有効な分析ツールだ。

6、移動平均線の利用: 移動平均線から客観的な売買シグナルが発せられる。短期移動平均線が長期移動平均線を上抜けたら買い、そして短期が長期移動平均線を下抜けたら売りだ。更に、移動平均線を使うことで既存トレンドを確認することができ、そしてトレンド変化の確認をすることもできる。トレンドに追従する移動平均線の性質を考慮すると、移動平均線が最も役に立つのはトレンドがハッキリしている場合だ。

7、ストキャスティクスなどのオシレーターの利用: 移動平均線はトレンドの確認に役立ち、オシレーターを使うことで、株が買われ過ぎなのか、それとも売られ過ぎなのかを判断することができる。更に、オシレーターから発せられるダイバージェンスから、差し迫る株価の反転を読み取ることができる。オシレーターが特に役立つのは株価がレンジ内で推移している場合だ。

8、警報を読み取る: MACDを利用しよう。MACDラインとシグナルラインの両方がゼロラインより下にある状況で、もしMACDラインがシグナルラインを上抜けたら買いだ。MACDラインとシグナルラインの両方がゼロラインより上にある状態で、もしMACDラインがシグナルラインを下抜けたら売りだ。もし週足と日足チャートを使ってトレードしている場合なら、週足からのMACDシグナルが優先される。

9、ADX指標(平均方向性指標)の利用: ADXは株にハッキリとしたトレンドがあるのか、それともレンジ内で推移しているかを教えてくれる。ADXが上昇する場面では移動平均線が役立ち、ADXが下降する局面ではオシレーターが役立つ。

10、出来高を無視してはいけない: たとえばアップトレンドの場合、株が上昇した日の出来高は増えているだろうか?出来高の増大は新資金の流入が示され、もし出来高を減らしながら上昇しているなら要注意だ。強いアップトレンドには出来高の増大が伴うものだ。

(情報源: John Murphy's Ten Laws of Technical Trading

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