個人投資家たちが保有する現金は過去2年間で最高

AAIIから毎週発表される個人投資家たちのセンチメントです。
質問: 6カ月後の米国株式市場は、現在のレベルより高くなっていると思いますか(強気)、安くなっていると思いますか(弱気)、それとも現在と同レベルだと思いますか(中立)?

回答: 
・ 強気: 28.1%(前回 32.1%) 
・ 中立: 32.0%(前回 39.2%) 
・ 弱気: 39.9%(前回 28.7%)
強気と中立が減り、弱気論者が目立って増えています。AAIIによると、39.9%という弱気センチメントは今年7月30日以来最高であり、歴史的平均値である30.0%を上回るのは最近10週間で8度目になります。

向こう6カ月間の心配材料として、投資家たちは、これらをあげています。
・ 世界経済、特に弱さが顕著になった中国の経済。
・ 疑問な米国経済の回復速度。 
・ 米国の金利引き上げのタイミング。前回のFOMCで利上げが決定されなかったことで、金利引き上げのタイミングが分からなくなってしまった。
・ チャートパターンやテクニカル的な要素。8月の安値割れの可能性がある。
AAIIのチャールズ・ロットブラット氏は、こんなことも指摘しています。
個人投資家たちは現金ポジションを増やしている。現金がポートフォリオを占める割合は20.0%に達し、これは最近2年間で最高のレベルだ。
現金ポジションの増加は、投資家たちの株に対する不安を示すものですが、歴史的平均値が24%ということを考えると、投資家たちの心配度はまだ極端に高いものではありません。

季節的には、そろそろ底打ちです。

チャート: EquityClock.com
ダウ工業株30種平均の過去20年間の季節性チャートです。円で囲いましたが、ダウは10月の中頃までに底打ちとなり、強いラリーをスタートする傾向があります。さて、今年も同様な展開となるでしょうか?下は、先週のSEE IT marketに掲載されていたSKEW(スキュー)指数の日足チャートです。

SEE IT marketから
スキュー指数はシカゴ・オプション取引所から公表され、ボラティリティ指数(恐怖指数)と同様に、投資心理を見るために一般的に利用されています。現在の位置、矢印の部分を見てください。2014年の10月以来見たことのない、極めて低いレベルに落ち込んでいます。
これは、マーケットの重要な底を示しているのだろうか?たとえここが大底でないとしても、現在の極めて低いスキュー指数は、短期トレードが可能なマーケットの一時的な上昇を示唆している可能性がある。(SEE IT market)
繰り返しになりますが、個人投資家たちの口座には過去2年間で最高の現金ポジションがあります。金利動向、中国経済が気になることはたしかですが、何が買い材料に突然なるかは分かりません。更に、今月は多くの企業の決算発表がありますから、今月は興味深いマーケット展開となりそうです。

(参照した記事:AAII Sentiment Survey: Pessimism Surges

Is The CBOE SKEW Index Pointing To A Market Bottom?

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